4日に動き出した総額約2兆円の定額給付金は、7割以上の人が「消費に回す」と回答した。「貯蓄」は17・5%にとどまり、ひとまずは政府のねらい通りに消費に充てられることになりそうだ。 定額給付金の使途を聞いたところ、世界的な経済危機の影響もあり「食料品や日用品の購入」(48・0%)と家計の足しにしたいとする人が最も多く、「ぜいたく品や娯楽」は27・8%にとどまった。約7割の人が地元市町村で消費すると回答。「受けるつもりはない」は2・7%だった。 居住する自治体での支給時期については、66・0%の人が「知らない」と回答した。麻生太郎首相が高額所得者が受け取ることを「さもしい」と表現したり、所得制限の設定で発言がぶれたりするなど注目を集めたわりには、受給自体の情報が行き渡っていないようだ。