山口大は13日、男性准教授に暴行を加えた人文学部の60歳代男性教授を出勤停止10日間の懲戒処分にした。 大学によると、教授は昨年3月22日、山口市の県スポーツ文化センターで行われた同大の卒業式終了後、准教授の胸ぐらをつかんで会場内を約10メートル引っ張り、学生や参列者の前で「学生に謝れ」などと暴言を浴びせた。 准教授は山口署に被害届を提出。山口区検が昨年9月に暴行罪で略式起訴し、山口簡裁が罰金10万円の略式命令を出した。教授は罰金を納付した。 2人は人文学部の同じコースで、約10年前から教育方針を巡って対立していたという。教授は「社会人として自覚を欠いた行為だった」と反省しているという。