裁判員制度の対象事件裁判員制度の対象となるのは刑事裁判ですが、すべての刑事裁判が対象になるわけではありません。対象となるのは、一定の重大事件に限られます。では、どんな事件が裁判員制度の対象となるのでしょうか。 国民が裁判員として参加する裁判は、刑事裁判すべてにわたるわけではありません。数ある刑事裁判のなかでも、一定の重大事件に限られます。 では、どんな事件が対象になるかというと、「死刑または無期懲役もしくは禁錮にあたる罪に関する事件、および短期1年以上の懲役もしくは禁錮にあたる罪に関する事件のうち故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に関するもの」です。具体的に、どのような犯罪が裁判員制度の対象になるかを列挙してみると、以下のようなものがあります。 人を殺した場合(殺人罪) 強盗をして人にケガをさせたり、死なせたりした場合(強盗致死傷罪) 人にケガをさせて、その結果、死なせた場合(傷害致
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