ユーザー情報や組織情報などを一元的に管理するディレクトリサーバは、企業システムの中で重要な役割を果たしています。この連載ではオープンソースの「OpenLDAP」を用いて、ディレクトリサーバの構築・活用方法を解説します。(編集部) 前回「OpenLDAPの設計」では、オープンソースのディレクトリサーバ「OpenLDAP」の導入時の設計ポイントを紹介しました。今回はいよいよ、OpenLDAPの具体的なインストール方法を紹介します。ベースのオペレーティングシステムにはCentOS(Community ENTerprise Operating System)5.2を利用し、OpenLDAPのバージョンは主に2.3を対象にします。 なお、OpenLDAPのインストールと動作確認は、以下のように、 1. CentOSに付属するrpmパッケージを利用する場合 1-1 新規にCentOSをインストールする