不況で冷え込んでいたIT業界の転職市場に、回復の兆しが見え始めている。だが、業種や職種によって採用数や条件に大きな差異が生まれている。転職市場の動向を追い、自身のキャリア戦略立案に生かしてほしい。 2010年上半期は「ソーシャルアプリ活況」の一言に尽きる。ソーシャルアプリ/ソーシャルゲーム関連求人が急増し、Web業界やモバイル業界の転職市場がにぎわったことは、あらためて述べるまでもないだろう。 8月ごろからはPHP以外の言語でも求人が増加し、徐々に採用ニーズが広がりを見せている。9月以降は「官公庁向けシステム開発」や「割引クーポン共同購入サービス(フラッシュマーケティング)」関連の求人増加が目立った。 こうして挙げてみると、IT業界の転職市場は順調に回復に向かっているように思える。だが、制御・組み込み分野や汎用系エンジニア、コンシューマゲームのクリエイターなど、厳しい転職活動を余儀なくされ
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