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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (24)

  • 40代の終わりに、年の取り方について私が考えていること - シロクマの屑籠

    残り時間がどれぐらいかわからないなかで、どう日々を過ごし、年を取っていくか。 1975年生まれの私は、今、40代最後の時間を過ごしている。40代のはじめのうちは、中年になったことの驚きがあり、そこに今までに無い面白さを見出していた。その驚きと面白さを言語化したのが『「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?』だったが、5年以上の歳月が流れ、当時の驚きと面白さは過去のものになった。老年期が始まった時に再び面白さと驚きを発見するかもしれないが、現在の私は中年期のたぶん真ん中にいて、とにかく中年をやっている。 そうしたなか、40代最後の時間を全力で駆け抜けてきた。寿命が縮むような橋も渡ってしまっただろう。そのかわり自分がやりたいことをやりたいように・悔いの残らないように挑戦できたのはとても良かったと思う。 年を取っていくスタンスには大きな個人差があり、年齢の数字にこだわ

    40代の終わりに、年の取り方について私が考えていること - シロクマの屑籠
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    layback 2024/03/27
    同世代だけど焦りを感じてる。やっておかなければいけないことがまだある。
  • 2012年『はてな村反省会』に関する報告――総論的オフレポとして - シロクマの屑籠

    もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 作者:岩崎 夏海ダイヤモンド社Amazon 注:この文章は、はてな村民向けに書かれていますが、ベストセラー作家・岩崎夏海さんを知りたい人の参考になる情報が含まれています。岩崎さんのコメントは赤字にしておいたので、拾い読みしたい人は赤字だけどうぞ。 先日、「はてな村反省会」というオフ会に出席してきた。 もともとこの宴席は、ネットコミュニティ「はてな村」について昔話をするべく設けられたものだった。ところが、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 』でお馴染みの岩崎夏海さん――ネットでは『ハックルベリーに会いに行く』として有名――が参加表明したため、急遽、ハックルさんを囲む会的な趣向となった。 ハックルさんからは人並み外れた意志と天才性がビリビリ感じられて、大変インパクトのあるひとときとなっ

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    layback 2023/02/13
  • 風呂と戦っている人々 - シロクマの屑籠

    時折、うちのインターネットの観測範囲内には「風呂と戦っている」「風呂との戦いに勝利した」といったメッセージが流れてくる。世間で「風呂は命の洗濯」などといわれるのをよそに、風呂を戦いの対象とみなし、一定の労力というかヨッコラショ感を伴ったかたちで風呂に臨む人たちが存在している。 入浴のできるできないは、一応、精神医療とも関係のある問題ではある。 たとえばうつ病や統合失調症など、精神疾患が一定以上に具合が悪くなると、それまでは楽しみにしていた入浴が億劫になったり後回しになったりすることがある。もともと入浴に抵抗が無かった人が入浴困難になっている時には、なんらか精神疾患が伴っていて、それも結構な具合の悪さになっていることを疑ってみてもいいと思う。 しかし入浴できない人=精神疾患がめちゃくちゃ具合が悪くなっている人、と決めつけるのも早合点だ。実際、そういうわけじゃないのに入浴が苦手な人も世間にはい

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    layback 2023/01/30
    しごおわですぐ入れたら勝ちなんだが腰下ろすともうだめ。料理もそう。
  • 「中年に惑ったら、髪型を変えろ、車を変えろ」 - シロクマの屑籠

    times.abema.tv 先日8月3日、ABEMA Prime さんにて「中高年のうつ病」という特集があってゲストとしてお邪魔させてもらった。思っていた以上に中高年のうつ病についての話が真面目かつ広く取り扱われて、限られた放送時間のなかでいろいろな話題が出て良かったんじゃないかと思う。そこで、中年危機について良さそうなアイデアが語られていたので、これは書き残したほうがいいと思ったので書いておく。 パックン「中年危機になったら髪型変えればいいんですよ」 そのアイデアは、番組のなかで中年危機の話になっていた時にぽろっと出てきた。隣の席のパックンさんがこうおっしゃったのだ。「アメリカでは中年危機って言葉はすごくポピュラー。中年危機になったらね、髪型変えればいいんです」。 おお、さすが中年危機がカジュアルに語られる国だけのことはある。そう出るか! 中年危機は英語でmidlife crisis

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    layback 2022/08/05
    また髪の話してる
  • 今までの人生で脳汁が出たコンテンツ62本 - シロクマの屑籠

    今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α - orangestarの雑記 数日前に、小島アジコさんが「今までの人生で脳汁がでるほど嵌ったコンテンツ125 +α」という長ったらしい文章をブログに書いておられた。あの滅茶苦茶な長文は、不特定多数が読むことを度外視した、ふた昔ほど前のブログの文章、というよりウェブサイトの文章のようだった。 で、読んでいるうちに自分も同じことをやってみたくなった。そうすることで、私と小島アジコさんの嗜好の違いや来歴の違いだけでなく、「脳汁が出るほどハマッたものの定義の違い」みたいなものも詳らかになる気がしたからだ。このブログの常連読者さんでない人には読む価値の無い文章なので、それでも読みたい人だけ付き合ってやってください。 小学校低学年まで 小学校低学年だったのは昭和56年~59年ぐらい、ファミコンはまだ普及していなかったしビデオ録画もできなか

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    layback 2022/01/26
    本棚を晒すのと同じくらい恥ずかしいやつ。(人のを見るのはいい)
  • そうだ「ヤンキー的なもの」は規範だったのだった。 - シロクマの屑籠

    ゆうべ、twitterをぼんやり眺めていた時に、哲学者の千葉雅也さんの何気ないツイートが流れてきた。今日は、そこから色々と考えさせられたことをログとして残しておきたい。 学校をサボって昼に出かけていた、だがヤンキーではない、というのが僕にはわからないんだよなあ。学校をサボるなんて1ミリ秒も考えたことがなかった。— 千葉雅也『ツイッター哲学』発売 (@masayachiba) 2021年4月21日 僕はこういうティーンエイジを過ごしたので、人なんて放っておいても逸脱するのだから、逸脱を許すようなことをわざと言う必要はなく、まずいことの制約、禁止を言うことこそ大事だ、というのにはぜんぜん、わずかも共感できない。あの頃の僕は、逸脱を許可する言葉を切実に必要としていた。— 千葉雅也『ツイッター哲学』発売 (@masayachiba) 2021年4月21日 「学校をサボって昼に出かけていた、だがヤン

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    layback 2021/04/23
    ヤンキーマナーのほうが厳しかったりすると。コルクヘルメットとか本当に意味が分からない。
  • ある研修医が見た就職氷河期の記憶 - シロクマの屑籠

    芽吹いてきた新緑を眺めていて、ふと、昔話がしたくなった。 別に珍しい話ではない。 一人の研修医から見た、就職氷河期当時の思い出話についてだ。 1. 私が研修医になる前から、それは始まりかけていた。私は医学部にこもりっきりなのが性に合わなくて、他学部の学生がたむろしている場所に好んで出入りしていた。そこで出会った他学部の先輩たちが「就職活動が大変だよ」と言っているのを耳にしたりもしていた。とはいえ1994年度、1995年度に卒業した他学部の先輩がたの就職先はなかなかのものだった。ゲームと登山に熱狂して留年しまくっていた先輩が、大手自動車メーカーに入社できた話を聞いた時はびっくりした。あのゲームばかりやって山ばかり登っている先輩ですら大手自動車メーカーに入社できる。そういう希望があった。 1996年。1997年。 この頃から様子がおかしくなってきた。私と同学年に相当する彼らは就職活動に苦戦して

    ある研修医が見た就職氷河期の記憶 - シロクマの屑籠
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    layback 2021/04/16
    氷河期でボロボロになってリーマンショックで解雇されて踏んだり蹴ったりの人生だった。
  • 少子化の根っこにあるのは資本主義・個人主義・社会契約の浸透だと思う - シロクマの屑籠

    BBCジャパンで、「世界じゅうで出生率が下がっていく」という話題を見かけた(以下参照)。 世界の出生率、驚異的な低下 23カ国で今世紀末までに人口半減=米大学予測 - BBCニュース 少子化は、ヨーロッパ諸国から東アジアへ、次いでそのほかのアジアへ、やがてアフリカへと広がっていくとされている。また少子化そのものが問題なのではない。リンク先で問題とされているのは「あまりにも急激な少子化」だ。 IHMEの研究による予測は次の通り。 ・5歳未満の人口: 2017年の約6億8100万人から2100年には約4億100万人へと減少 ・80歳以上の人口: 2017年の約1億4100万人から2100年には約8億6600万人にまで急増 マリー教授は、「巨大な社会的変化をもたらすだろう。私には8歳の娘がいるので、世界がどうなるのか心配だ」と付け加えた。 とてつもなく高齢化が進む世界で、誰が税金を払うのだろうか

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    layback 2020/07/18
    子供産んどかないと誰も老後の面倒見てくれないよ。とか言うアホが世の中には沢山いて心底げんなりする。
  • ヒカキンを眺めていたら軽躁だらけの社会が恐くなった - シロクマの屑籠

    【フォートナイト】ライトセーバーでついにビクトリーロイヤル!?【ヒカキンゲームズ】【スターウォーズ】 先日、いろいろあってヒカキンのゲーム実況を久しぶりに眺めた。ヒカキンがフォートナイトを実況するさまは、滑らかで、楽しそうで、ゲーム内容をきちんと紹介もしていてとても良かった。 ゲーム実況中のヒカキンは、テンションが高い。 大げさに笑い、大げさに驚き、よく喋り、ポジティブだ。口調にもよどみがない。 そのおかげで視聴しやすい、というのはあるだろう。 でもこれって、まるで軽躁状態じゃないか? 軽躁状態とは、双極性障害などの精神疾患でしばしばみられる、ハイテンションな精神状態だ。上機嫌で、頭の回転が速くなって、心身が好調だと感じることの多い反面、この軽躁状態の最中に迂闊な決定をしてしまい、金銭トラブルや人間関係のトラブルなどを起こす人も多い。だから精神医療の現場では軽躁状態はハイリスクな状態のひと

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    layback 2020/02/02
    芸人さんのロケとか現場で見るとカメラ回り始めてスイッチ入った時のテンションと声の大きさが凄いからな。
  • どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話 - シロクマの屑籠

    ironna.jp 先日、iRONNAさんの「喫煙ヘイト どうにかならぬか」に寄稿した記事への反応が予想どおり、いや予想以上だったので、関連したことを書きたくなった。 記事に対するはてなブックマークの反応をみると、喫煙に対して比較的穏健な意見から非常にアグレッシブな意見まで、さまざまな意見があることがみてとれる。記事のなかで私は、 また、会員制交流サイト(SNS)をはじめとするネットメディアで先鋭化したオピニオンが集まりやすくなったことも、喫煙ヘイトを際立たせる一因として見過ごせない。世間では100人に1人しかいないような極端に排斥的なオピニオンでも、SNS上では仲間同士で群れ合い、そうした極論への同調者がたくさんいるかのように錯覚できてしまう。 と書いたが、はてなブックマークの反応はまさにそのようなものだった。今回は喫煙というテーマだったが、なるほど、これなら思想的に極端な意見もSNS

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    layback 2018/12/21
    歩きタバコとか多すぎんのよな。駅出た瞬間に吸い始める奴の多いこと多いこと。
  • 伝説ポケモンが出てから、俺のポケモンGOは「猫の集会」じゃなくなった - シロクマの屑籠

    Pokémon GO Plus (ポケモン GO Plus) 出版社/メーカー: 任天堂メディア: Video Gameこの商品を含むブログ (2件) を見る 7月下旬から、『ポケモンGO』に伝説ポケモンが出るようになった。 とにかく強くて、多人数がいなければ勝負にならないので、協力プレイが必須になっている。 都心で『ポケモンGO』をやっている人にとって、伝説ポケモンを集団でボコボコに倒すのは造作もないことかもしれない。しかし、地方の国道沿いに住む、私のようなポケモントレーナーにとっては、10人以上のポケモントレーナーが集まること自体がかなり難しい。とはいえ、この機会を逃すなんてありえないので、車を走らせて市街地に出向き、人の集まっていそうな場所を徘徊した。 午後7時。駅前の記念碑の周りに、スマホを持った老若男女が集まっていた。人数を数えると、15人。知り合い同士のグループもいれば、私のよ

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    layback 2017/08/06
  • コンビニ店長、私はあなたとブログ交流を続けたかった。しかし、それは難しいのようですね。 - シロクマの屑籠

    長いです。 ついさっき、イケダハヤトって人について書いた記事を読んでた.. 文体や内容から、あなたは過去にブログを綴っていた「コンビニ店長」とお見受けしたうえでお手紙を書きます。 まず、新年あけましておめでとうございます。あなたは、はてな匿名ダイアリーに稀に出没するだけになってしまいましたが、私はあなたのことを覚えていて、こうして健筆を奮っているのを見て嬉しく思います。 [関連]:いつも見聞きしているアカウントが消えてしまった事について/はてな村の隣人がまた一人減った…。 - シロクマの屑籠 [関連]:世の中には「書く」ことが好きで好きでしようがないブロガーがいる - シロクマの屑籠 [関連]:自由を削ってブログを書くか、自由になるためにブログを書くか - シロクマの屑籠 思い出すと、店長がブログ世界からいなくなって三年近い歳月が流れているのですね。それでも沢山の人があなたのことを覚えてい

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    layback 2016/01/11
  • テキパキしてない人、愛想も要領も悪い人はどこへ行ったの? - シロクマの屑籠

    「どこの業種に行っても優秀なやつばかり見かける。コンビニ然り、公務員然り。昭和の頃より皆テキパキ動いていて、愛想も良くて、意外と応用も利いている」 時々、これが恐ろしいことのように思えることがある。じゃあ、テキパキしてない奴、愛想の悪い奴は一体どこへ行ったのか? 2014-11-08 22:28:08 via Twitter Web Client この、何気ない疑問がたくさんリツイートされて、followersが200人ぐらい増えてびっくりした。反応も様々で、こちらには色々なコメントがぶら下がっている。 いやしかし、当に不思議だ。 コンビニやホームセンターの店員だけじゃない。市役所の窓口の人も、福祉課の皆さんも、たいしたものだ。職業柄、若い警察官の方と話す機会も多いけれど、彼らの対応にもソツがない。えらくスムーズで、しっかりしている。 似たような傾向は、建設業や製造業に従事している人にも

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    layback 2014/11/14
    今でも工場にはたくさんいますよそんなひと。
  • ファスト風土には「趣味の奥行き」が無いんですよ。 - シロクマの屑籠

    ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫) 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (24件) を見る ファスト風土はなぜ“退屈”なのか? この疑問について、以下のブログで「生産なき消費は退屈」という視点が書かれていた。 『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - (チェコ好き)の日記 とりあえず人間というのは、「消費」するだけだと退屈する生き物なのではないか、ということがこの小説を読むとわかります。 http://aniram-czech.hatenablog.com/entry/2014/09/28/113710 この「生産なき消費は退屈」という視点、郊外に住んでいる人にはだいたい当てはまっていると思う。ただし、大都市圏、特に東京の趣味人には必ずしも当てはまらない。 実際、『ここは退屈迎えに来

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    layback 2014/09/29
    もっとシンプルに言うと選択肢の多寡でしょ。
  • マジョリティが二次創作や脳内補完に親しんでいる社会 - シロクマの屑籠

    大塚英志緊急寄稿「企業に管理される快適なポストモダンのためのエッセイ」 | 最前線 - フィクション・コミック・Webエンターテイメント 先日、大塚英志さんが書いたKADOKAWAとドワンゴの合併についての文章を読んだ。文章を読み進めるうちに、何か喋りたくて仕方が無くなってきた。面白かった、ということだろう。 特に印象的だったのは、以下のくだりだ。 つまり、KADOKAWAとドワンゴの合併はコンテンツとインフラの合併ではなく、インフラとインフラの合併である。ニコ動とジブリとか、角川と講談社の「合併」(もう何があっても驚いてはいけない)ならインフラとコンテンツの合併になるが、そうではない。 http://sai-zen-sen.jp/editors/blog/sekaizatsuwa/otsuka-%20essay.html KADOKAWAはコンテンツを販売している会社のようにみえる。けれ

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    layback 2014/05/24
  • 「努力」についてまわる高度経済成長期の呪い - シロクマの屑籠

    「努力は必ず報われる」の残酷さは「報われないならそれは努力ではない」にある。 2014-02-15 19:14:57 via Keitai Web 「努力」。 この言葉をやたらと礼賛する人がいる。 努力さえすれば必ずなんとかなる。人間、努力が肝心だ。努力せよ、努力せよ、努力せよ……。 私も努力は大切だと思う。しかし、[努力すれば必ず何とかなる]とは思っていない。努力は、成功するための必要条件かもしれないが、十分条件ではない。世の中には、無駄な努力を積み上げた人、非効率な努力を続けた人、見事な努力をしたのに不運にやられてしまった人がたくさんいる。だから私は「努力はしたほうが良い、よく選んで、よく考えて」とは思うけれども、「努力すれば必ず報われる」という思い込みには与したくない。 なにより、冒頭のツイートが示しているように、「努力は必ず報われる」という思い込みは、「報われていないならば、それは

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    layback 2014/02/19
  • 土人というより「土人的な」。ヤンキーというより「ヤンキー的な」。 - シロクマの屑籠

    http://marginalsoldier.blogspot.jp/2013/12/blog-post_25.html リンク先の文章は、日の地方の生活から目標が失われ、刹那的な欲求によって衝き動かされる生活が蔓延しつつあると指摘している。正午さんは厳しいレトリックを用いてらっしゃるが、論旨そのものはそんなに間違っているとは思えなかった。 地方で暮らす多くの人々、いや、地方民に限ったことではないけれど、目標や希望や理念を持たぬまま、3cm手前の欲求をトレースする毎日を積み上げ、よしとしている人は多いと思う。若手の社会学者さんが書いた「現代の若者の幸福」についての文章を読んでいても、なるほど皆さん今を大切に、ジモトを大切に頑張ってらっしゃるんですねと思う反面、そうした若者達がなんらかの展望や理念を持っているかといったら、そんなものは持っていないような気がした。 希望や理念や展望が無いから

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    layback 2013/12/26
  • 比較検討:『母がしんどい』と『毒親育ち』 - シロクマの屑籠

    母がしんどい 作者: 田房永子出版社/メーカー: 新人物往来社発売日: 2012/03/24メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 144回この商品を含むブログ (33件) を見る毒親育ち 作者: 松耳子出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2013/04/18メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る 毒親――この、どこまでも重いテーマを扱った作品はいろいろあるけれど、漫画は、そういう毒親を表現するメディアとしてバランスが取れているんじゃないか……と思う。少なくとも『母がしんどい』『毒親育ち』は、そういう風に思わせてくれる。もし活字で表現したら窒息しちゃうんじゃないかと思うような内容を、これらの“毒親漫画”は漫画作品として巧みに成立させている。息が詰まりそうでも、ユーモアでどうにか息継ぎが続くというか。 両作品は、1.「児童相談所に通報される手前ぐらい

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    layback 2013/12/13
  • オタクのソロプレイを続けるためには、才能が要る - シロクマの屑籠

    地方オタクの歳の取り方と、首都圏の人脈について - シロクマの屑籠 昨日書いた上の記事に、「地方でひっそり独りでオタクやってるヤツもいる」「オタクにコミュニティなんて要らないんじゃないか」的なコメントをはてなブックマーク上で頂いた。 地方に限らず、オタクコミュニティに一切所属せず、ソロプレイでオタクをやっている人は現在進行形ではたくさんいるだろう。“オンラインコミュニティにだけは所属している”人も含めれば、その数はもっと多くなるに違いない。 そうじゃない。私が問題にしたいのは、「オタクのソロプレイって、始めるのは簡単だけど、続けるのは難しいんじゃないですか?」ってところだ。一匹狼オタクを気取るのは簡単だが、一匹狼オタクをいつまでも続け、それなりの情熱を維持できる人間は限られている。だからコミュニティに属しにくいエリアに住んでいると苦労するんじゃないのかな……と思うのだ。 オタクに限らず、特

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    layback 2013/11/15
  • ネットにおける“十年”の重み――消されなかったアカウントだけがネットの歴史になっていく - シロクマの屑籠

    結局は、続けることだった!Amazon アフィリエイトを4倍にした3つの方法:[雪] リンク先は、「アフィリエイトをずっと貼り続けたら収入がアップしました」という主旨の記事だった。「継続は力なり」「千里の道も一歩から」とは言うけれど、ネット上での小遣い稼ぎもそういうものなんだなぁと感心させられた。 この件に限らず、インターネットは継続力がなにより重要なメディアというか、継続力によって色々なものをひっくり返しやすいメディアなんじゃないかと思う。例えば私ことid:p_shirokumaにしても、13年間ウェブサイトとブログを継続してきた間に、文章の質と作成スピードはそれなり改善した。こちらの記事に「ひとつの技芸を身につけるためには一万時間が必要」と書いてあるけれど、実際、書き続けることによって進歩があったのだけは間違いない。 しかも、ありがたいことに、古い記事のアーカイブを読んでくれる人が結構

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    layback 2013/08/20