「逃走する」はデメリットが大きい 痴漢を疑われた場合の正しい対処法として諸説あるなか、「逃走する」という見解がありますが、これについて弁護士法人アディーレ法律事務所の吉岡一誠弁護士は「さまざまな意見はありますが、メリットよりもデメリットが大きく、オススメできません」と話します。 吉岡さんによると、逃走のメリットとしては、現行犯逮捕後に勾留されて長期の欠勤を余儀なくされる、といったリスクの回避を期待できる点があります。しかし、通勤時間帯は逃走が困難であるほか、逃走中に他人を突き飛ばすなどして、ほかの犯罪で逮捕される可能性や、ホームなどから転落して死傷する恐れもあります。 「さらに、駅構内やホームの監視カメラ、IC乗車券の履歴などから特定され、後日逮捕されてしまう可能性も。その場合、『やましいことがあるから逃げた』と判断され、現場にとどまった場合よりも、裁判官の心証が悪くなる可能性があります」
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