“ニセコバブル”とも称される北海道・ニセコでの物価高騰が話題になっている。冬のスキーシーズン中、多くの海外観光客が訪れる飲食店の看板には、「おにぎり1個1000円」、「天ぷらうどん2000円」などとある。ただ、現地住民はこうした値段設定よりも、海外観光客の出すゴミや素行の問題に頭を悩ませているようだ。盛り上がるニセコバブルの裏で何が起きているのか──。 【ニセコ現地写真22枚】「チョリパン」1000円、「すしサーモンドッグ」1100円…、ニセコ価格で販売されるフード。一方で、路上にはたくさんのゴミが… 「知り合いが酔っ払いに車を蹴られた」 X(旧ツイッター)でニセコの情報発信を行なっている「もりりん」さんはニセコに住み始めて3年目。現地の状況についてこう話す。 「最寄りの倶知安駅はごく普通の街並みなのですが、車を15分くらい走らせてニセコに入ると、雰囲気がガラッと変わります。お店の看板はほ