ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (65)

  • 不況の今、ソ連文化の良さに注目が集まる ロシア映画の中に厳然と残る批判精神 | JBpress (ジェイビープレス)

    4月下旬、ロシア映画興行でトップに立った作品は、4月23日から公開されている『収容所惑星2』(フョードル・ボンダルチュク監督)。正月興行でトップを走った国産映画『収容所惑星1』の続編だ。 この映画は、ストルガツキー兄弟による同名小説を原作としている。ストルガツキー兄弟は、ソ連を代表するSF作家。長らくアルカージーとボリスの兄弟コンビで作品を発表していたが、1991年に兄のアルカージーが亡くなり、いまはボリスが単独で活動している。 今やロシアSF界の長老となっているが、ソ連時代にはしばしば作品が発禁処分となり、反体制の「異論派」だけでなく、広くインテリ層に支持を受けてきた。 ソ連のペレストロイカで、作品が解禁され、自由に活動ができるようになった頃からは、後進のSF作家育成にも尽力した。その意味では、ロシアSF文学の父のような、尊敬を受ける存在である。 ソ連に生きる不条理を哲学的な深みを持つ

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  • 日本人は海をどのように活用してきたか 日本と海(第2部)~海の歴史と資源 | JBpress (ジェイビープレス)

    京都府舞鶴市の浦入遺跡群から1998年2月、約5300年前の丸木舟が発掘された。この丸木舟は幅約1メートル、船底の厚さ約7センチであり、その幅から全長は約8メートルと推定される。同時代のものとしては最古、最大級の丸木舟であり、その大きさから外海航海用とみられ、縄文時代から日人は海との関わりを持っていたことを物語っている。 このように日人は、太古の時代から海と深く関わってきたが、その割には現在の我々は海からどのような恩恵を受け、また、それを阻害するものは何かなどについて体系立てて深く考えていないように見受けられる。 将来どのような方向で海と関わっていけばよいのかを含め、海と我が国との関わりを考えてみたい。 我が国と海との関わり 船に関する記述は「古事記」や「日書紀」にも多く見られ、また、この時代には既に朝鮮半島を迂回して中国に達する航路が開けていたと考えられている。 「魏志倭人伝」の倭

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    lbtmplz 2010/06/28
  • なぜ私は救急患者の受け入れを拒否したのか 北海道・夕張の村上医師が救急対応の報道に反論 | JBpress (ジェイビープレス)

    6月2日、北海道・夕張の病院で起きたある出来事が全国に報道された。 5月に、夕張市内の男性が首つり自殺を図って心肺停止状態となった。その男性を北海道夕張市立診療所(夕張医療センター)に救急搬送しようとしたところ、理事長の村上智彦医師が受け入れを拒否し、男性患者が死亡した、というのだ。 報道によれば、同センターは2009年秋にも心肺停止状態の自殺者の受け入れを断ったことがあり、夕張市の藤倉肇市長が今回の事態に対して「誠に遺憾」と発言したという。 報道は、センターが救急搬送を断ったことを糾弾する論調である。 しかし、そうした報道から見えてこないことは、あまりにも多い。 村上智彦医師は財政破綻した夕張に単身で飛び込み、地域医療の維持と再生のために、まさに孤軍奮闘している人物である。 そんな村上医師がなぜ救急患者の搬送受け入れを断ったのか。そもそもセンターは当に救急搬送を受け入れるべきだったのだ

    なぜ私は救急患者の受け入れを拒否したのか 北海道・夕張の村上医師が救急対応の報道に反論 | JBpress (ジェイビープレス)
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    lbtmplz 2010/06/07
  • インドが今も「反工業化」の根深い理由 | JBpress (ジェイビープレス)

    今回も、引き続きインドの話である。前回はインドで今も根強い「反工業化」の動きを指摘した。インドの反工業化の動きの背景には宗教的なものと、政治的なものがある。 自然との共生を尊び、資主義には反対 宗教面で言えば、インドの主流を占めるヒンズー教は自然との共生が教義だから、基的に生き物を大切にする。だから高速道路に牛が出てきても追い出さない。ゆっくりと勝手に出てゆくのを待つ。納期に遅れるとしても、それは別の問題。どうせ牛がいてもいなくても道路は渋滞しているのだから・・・。 ジャイナ教に至っては一切の生き物を殺すことを禁じている。私が教えている大学の留学生にジャイナ教の信者がいて、某団地に住んでいたのだが、近所からクレームがつきっぱなしだった。 それというのも、彼はゴキブリがいてもスリッパで叩くようなことはない。蚊取り線香も焚かず、ゴキブリホイホイも置かず、殺虫剤も撒かないので、自然にハエ、蚊

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    lbtmplz 2010/04/20
  • 多額の債務を抱えた日本経済 スローモーションで進行する危機 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年4月10日号) 債務とデフレという根深い問題に立ち向かわない限り、日政府はいずれ大惨事の責任を負うことになる。 中国が世界の工場だとすれば、日はその裏庭にある最先端の研究所だ。中国が昨年、国際貿易の回復を先導し始めて以来、日から東シナ海を経由して大量に出荷されるようになった製品の種類を見れば、それが分かる。 デジタルカメラやその他のハイテク機器など、もうどうでもいい。日の対中輸出は主に、セックスアピールなど砂粒程度しかない製品のおかげで復活を遂げている。すなわち、樹脂原料(1月と2月に前年比105%増加)、非金属鉱物製品(113%増)、建機(152%増)、繊維機械(171%増)、自動車部品(144%増)、科学計器(113%増)などである。 見かけとは異なり、これらの製品はすべてハイテク製品か高付加価値の工業原料で、東アジアの工場を結ぶサプライチェーンに

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    lbtmplz 2010/04/18