丸尾末広インタビュー1 進学したって仕方がない (出典元:ガロ1993年 5月号) -丸尾さんはどんな少年時代を過ごしたのですか? 丸尾: 家が超貧しかったんだよね。今思い出してみると、小学一年から六年までずっと同じセーター着てたんだよね(笑)。そんなこと全然覚えていなかったんだけれど、写真見てたら「アレッ、同じセーターじゃないの」って気が付いた。六年のときにはもう袖がツンツルテンになっててね、肘に穴が開いているんだよ。きっと入学式の時に買ったんだよね。そのままずっと着てたんだね(笑)。 -たしか兄弟が沢山いる、と言ってましたよね。 丸尾: 七人兄弟の末っ子。一番上の姉と歩いているといつも親子だと思われてた。姉って感じはしないよね、ほとんどおばさんだよ。 -それで、どんな少年だったんですか? 丸尾: いつも閉じこもっていた。もう家では何も喋らなかったね。 -親とも? 丸尾: うん、憎んで
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