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  • 『埴谷雄高『死霊』』

    死霊(1) (講談社文芸文庫)/講談社 ¥1,470 Amazon.co.jp 埴谷雄高『死霊』(全3巻、講談社文芸文庫)を読みました。Amazonのリンクは1巻だけを貼っておきます。 埴谷雄高は、日文学史的に言うと、野間宏(『真空地帯』など)や武田泰淳(「ひかりごけ」など)らと共に、第一次戦後派に位置づけられる作家です。 その代表作であり、「形而上小説」(思想そのものを描いたような小説)と言われるほどの、哲学的な内容を含んだ大長編『死霊(しれい)』は、戦後文学、いや日文学の金字塔的作品。 ところが、この作品は極めて難解なことでも知られていて、はっきり言って、基的には近付かないのが吉です。ぼくも何回か読みましたが、正直よく分からない部分が多かったりもします。 ただ、実は『死霊』は、そもそも完結していない作品なんですね。自序にはこの小説は5日間の出来事だと書かれていますが、3日目にさし

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