ブックマーク / magazine-k.jp (4)

  • 東京カフェムーブメントと図書館カフェ

    盛り上がる図書館カフェ 図書館のカフェが注目されている。利用者としての印象もあるが、アカデミック・リソース・ガイドのスタッフとして関わっている公共図書館づくりにおける現場での実感としてより強く感じる。『ライブラリー・リソース・ガイド』12号の特集「カフェ✕図書館」冒頭のエッセイ「図書館コーヒーを飲んでもいいの?」にも書かれているが、図書館のカフェが注目される契機となったのは、やはり武雄市図書館のスターバックスコーヒーだろう[*1]。「いやいや、武雄市図書館の前から図書館にカフェはあったよ」とおっしゃる方もいると思う。それはその通りなのだが、それまで図書館に関心がなかったような人びとにも「スタバのある図書館」として認知されたことは、図書館におけるカフェムーブメントの新たな扉を開く大きな出来事であった。 武雄市図書館の企画段階で市民を対象にしたアンケートを行った時に、今後図書館に増えたらうれ

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    lbtmplz 2015/11/07
  • 貧困から図書館について考える

    3月8日、著書『生活保護リアル』(日評論社)にまとめられたネット連載など、生活保護についての多角的な報道を重ねた功績で貧困ジャーナリズム大賞2014を受賞されたみわよしこさんと、『困ったときには図書館へ~図書館海援隊の挑戦〜』(悠光堂)の著者である神代浩さんによる、第4回LRGフォーラム「貧困図書館 困ったときに頼れる図書館へ」を聞きに行った。貧困図書館生活保護図書館。一見不思議かもしれないこの組み合わせの接点とは何なのか。 しかしこの問いに入る前に、そもそも図書館とは何かということを考えてみたい。登壇者のお一人である神代さんは文科省の社会教育課長時に、住民がかかえる問題の解決を助ける各地の図書館を応援するための図書館海援隊という取り組みを始めた方である。私は神代さんの活動を最初に知ったとき、先に社会問題があって、そこから図書館に何ができるのか考える、という点に魅力を感じた。 先

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    lbtmplz 2015/04/02
    実際にはみな鼻をつまみ、追い払うのさ
  • 電書メランコリーの蚊帳の外で

    「マガジン航」への寄稿を編集人の仲俣氏より依頼された時、正直言って自分は「場違い」だろうと感じたものだ。 や出版と聞いて「普通の人々」が最初に思い浮かべるのは書店で売られる小説や雑誌の類いである。物書きを生業として四半世紀以上の歳月を生きながら、そうした商業出版物とはまるで縁がなかった──むしろ避けてきた──自分は少なくとも、その分野の達人たちが集うメディアに寄稿者として与する手合いではなかろうという思いがある。 しかし今回このような機会を与えていただいたことは光栄であると同時に、縁あって昨年末に人生初の商業出版物として上梓した「憂なe-Bookの夜明け(仮)」の内容と関連させて自身の考えを世に示すチャンスであると思い直し、こうして寄稿させていただく次第である。 コンテンツ表現の視点からの電子書籍論の欠如 電子書籍元年と騒がれた一昨年あたりから「と出版」について数々の議論を見聞きした

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    lbtmplz 2012/03/05
  • 我はいかにして電子書籍の抵抗勢力となりしか

    「活字が消えた日」 すこし時代を遡る。私の原点は「活字が消えた日」である。私の経営する会社は4代前の先祖が幕末に京都で木版印刷の会社を創業し、明治のはじめに当時のハイテクであった活版印刷に進出して以後ほぼ百年間、「活版の中西」として全国的にも知られた存在だった。その中西が活版をやめ、電子組版に移行するというのは当時の大事件で、活版最後の日にはテレビが取材にきたりもした。 この活版から電子組版への移行経緯を、「マガジン航」でもおなじみの津野海太郎氏のすすめでとして出版した(『活字が消えた日』晶文社刊 1994)。当時、好評をもって迎えられ、版を重ねた。今でも活版から電子組版への移行時期について詳細に記した基文献として読み継がれているようだ。 その出版のころ津野氏と語り合ったものだ。「いずれは『が消えた日』を書かなければならないだろう」と。そのころにはまだインターネットこそ、一般的ではな

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    lbtmplz 2010/08/10
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