確かに端から見たら家の中はめちゃくちゃだし、「何で離婚しないの」と聞かれることもありましたが、私はまったく気にならなかったですね。「お互いセックスは外でしよう。好きにやったらいいねん」と、らもから“自由恋愛”を提案されたこともありますが、それも特に抵抗はありませんでした。私も彼のほかに好きな人がいたことがあるし、人を好きになるのはしょうがないから、止める必要があるのかと。 私が特別に寛容だったというよりは、お互いに濃厚な恋人時代を過ごした後に家族になったから、そのあとは男も女もなく、気の合う親友として過ごしていて、気にならなかったのかもしれないですね。どこに行こうが何をしようが、必ず元に戻るだろうとふたりとも何となくわかっていたから、らもは好きなことをすればいいし、私のことも邪魔しないでほしいと考えていました。 亡くなってずいぶん経ったいまでも彼の映像や本が山ほど残っているし、一緒に過ごし
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