台風19号で家にいた時、ひますぎて東浩紀さんのゲンロン0を読み返していました。相変わらず、ツイッターで見る東さんとは違ってものすごくピュアな哲学論考でした。再読にも関わらず面白かったのですがすこし思うところがあったので記事を書いています。 ところでブログのURLが変わりました。遂にはてなブログPROに課金してしまった。hatenablog.の部分がなくなっただけですが一応報告ということで。 東さんのゲンロン0の論旨は主にこの時代の条件を再確認したうえで「どう生きればいいのか」を論じたものになっています。今までは世界と自己が地続きでいわゆる土着的な生、あるいは国家と連動した生、あるいは家族と連動した生などある程度形式的な生きる型がありましたけど今僕達が生きる時代はそうではないと書かれています。 その時代をどう生きるか、その提案として「観光客」という概念が提示されています。 観光客という概念が