25日午前6時半ごろ、新潟県佐渡市北片辺の海岸で、大破した木造船とみられる木片と男性とみられる遺体1体が見つかった。佐渡海上保安署は北朝鮮から漂着した可能性があるとみて調べている。23日には秋田県由利本荘市でも木造船が漂着し、北朝鮮から漁に来たという8人を県警が保護している。なぜ、北朝鮮からの木造船漂着が相次いでいるのか。コリア・レポートの辺真一編集長は「制裁強化の中で、金正恩委員長からの漁獲ノルマ達成のため、命がけで無理をした結果」とみている。 佐渡でも大陸側に面した「大佐渡」側の海岸で遺体が発見された。現場付近では23日にも、ハングルが書かれた木造船が漂着。遺体の付近の木片や船首部分とみられる破片は、23日の漂着船と似ているという。佐渡海上保安署は、現場の状況から北朝鮮から漂着した可能性があるとみている。 23日夜に由利本荘市の海岸に漂着した木造船の中には、水揚げしたイカが積まれていた