【北京時事】新華社電によると、中国共産党中央委員会は25日、憲法が規定する2期10年の国家主席と副主席の任期を撤廃することなどを求める憲法改正に関する提案を発表した。 習氏「新時代」、終身体制も=ブレーキ役不在-毛沢東再来に懸念 2013年に就任した習近平国家主席(党総書記、64)が23年以降も主席にとどまり、長期政権を可能にする狙いがあるとみられる。 中国の憲法第79条第3項は、国家主席と副主席の任期について「2期を超えて連続して就任することはできない」と定め、3選を禁じている。党中央委はこれを削除し、「全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の毎期の任期と同一とする」との部分だけ残すよう求め、任期の上限を事実上なくした。 憲法改正案は3月5日に開幕する全人代で審議され、可決される見通し。中国の憲法改正は2004年以来14年ぶり。