今春の桜花賞、オークスを制したリバティアイランド(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎、父ドゥラメンテ)が単勝1・1倍の圧倒的1番人気に応えて快勝し、牝馬3冠を成し遂げた。1986年メジロラモーヌ(当時の3冠目はエリザベス女王杯)、03年スティルインラブ、10年アパパネ、12年ジェンティルドンナ、18年アーモンドアイ、20年デアリングタクトに続く史上7頭目の偉業となった。 レース後には、ジョッキーカメラの映像が公開された。リバティアイランドはスタートから前に馬を見ながら中団前に位置取り、蹄音を響かせながら風を裂いて疾走する。3コーナーから4コーナーにかけていつでも抜け出せるポジションに位置し、最終コーナーを回って直線に入ると、前にいた馬たちを次々に抜かしていく。牝馬3冠の偉業達成を成し遂げたゴールを過ぎてから、川田将雅騎手は「ありがとう、お嬢さん。素晴らしい走りだ。よくやった」と息を切らせながらパ