厚生労働省は公的年金に上乗せして支給される企業年金の一つの厚生年金基金について、560あった基金のうち財政の悪化を理由に200近くの基金がすでに解散したり解散に向けた手続きを進めたりしていることを明らかにしました。 厚生年金基金は中小企業のサラリーマンなどを対象に公的年金に上乗せして支給される企業年金の一つで、財政の悪化に加え一部は高利回りをうたったAIJ投資顧問に運用を委託して損失が出る事態となりました。 これについて、厚生労働省は18日の社会保障審議会の部会で、去年3月末の段階で全国に560あった基金のうち、21の基金がすでに解散し175の基金が解散に向けた手続きを進めていることを明らかにしました。 また、厚生年金基金は国に代わり公的年金の一部を運用していますが、解散に向けた手続きを進めている175の基金のうち76の基金では、公的年金の支給に必要な資金が不足する『代行割れ』の状態になっ
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