京都で縁切りの神さまといえば、安井の金比羅さんといわれるくらい、霊験あらたかな神様です。そのご利益は病や酒、タバコ、ギャンブルといった自分にとって不要な悪縁すべてを切って頂けます。 そして、縁を結びたい自分の健康や仕事、家族や友人など自分にとって大切な人との良縁もかなえて頂けるといわれていることから、全国から絶え間なく参拝者が訪れています。 今回は、このような京都屈指のパワースポット「安井金比羅宮」を紹介します。 安井金比羅宮の歴史 安井金比羅宮は、飛鳥時代に藤原鎌足が一族の繁栄を祈願して、一堂を創建したのが始まりとされています。当時は紫色の藤を植えたことから「藤寺」と称されていました。 時代は下り、崇徳上皇(すとくじょうこう)がこの藤を好んで寂れていた寺の堂塔を改修し龍姫烏丸殿を住まわせたそうです。 その後、崇徳上皇は保元の乱(1156年)に敗れ讃岐(現在の香川県)に流されることとなり、