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ブックマーク / piyolog.hatenadiary.jp (99)

  • 全市民の個人情報を持ち出した内部不正事案についてまとめてみた - piyolog

    2022年5月26日、岩手県釜石市は市職員2名が共謀し住民基台帳から全市民の個人情報を違法に取得していたことを公表しました。市は職員2名を懲戒免職とするとともに、岩手県警に刑事告発を行いました。ここでは関連する情報をまとめます。 全市民の個人情報を持ち出し 市民の情報や住民基台帳のデータを無断でダウンロードするなどの流出行為に関わっていたのは釜石市職員である総務企画部の係長(職員A)と建設部主査(職員B)の2名。 住民基台帳にデータへのアクセス権を保有しているのは市職員の半分にあたる約300人。職員Aはアクセス権限のない部署に異動した後、アクセス権限を持つ職員Bに対してデータの送信を依頼してた。*1 *2 職員Aは保育料滞納情報など職員B以外の複数の職員からメールを通じて市民の情報を取得しており、他の関与者がいないか市は調査を継続する。*3 職員Aは市の引継資料を使って不正閲覧を行っ

    全市民の個人情報を持ち出した内部不正事案についてまとめてみた - piyolog
  • AWS認証情報が盗まれる2つのライブラリ改ざんについてまとめてみた - piyolog

    2022年5月24日(米国時間)、SANS ISCのフォーラムでPython向けライブラリの1つ(その後PHP向けライブラリでも判明)が第三者により不正なコードを含むアップデートが行われていたとして注意を呼び掛ける投稿が行われました。その後この行為に関わっていたとして実行者とみられる人物が顛末を公開しました。ここでは関連する情報をまとめます。 改ざんされた2つのライブラリ 今回影響が確認されたのPython Package Index(Pypi.org)で公開されている「ctx」、Packagist(Packagist.org)で公開されている「PHPass」の2つ。 影響を受けたライブラリ インストール実績 改ざんされたとみられる期間 概要 ctx 約75万回 2022年5月14日~5月24日頃 辞書(dict型オブジェクト)を操作するユーティリティを提供するPython向けのパッケージ

    AWS認証情報が盗まれる2つのライブラリ改ざんについてまとめてみた - piyolog
  • 自治体アプリ改修に関わっていた北朝鮮籍IT技術者への不正送金事案についてまとめてみた - piyolog

    2022年5月22日、北朝鮮IT技術者がスマホ向けアプリ開発を請け負いし報酬を不正送金していたとする報道をうけ、兵庫県は同県の防災アプリ「ひょうご防災ネット」の修正業務に関わっていたと公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 3次委託先が北朝鮮籍のIT技術者 兵庫県は外部からの指摘を受け、北朝鮮籍のIT技術者(以降はIT技術者と記載)がひょうご防災ネットアプリの省電力化等のプログラム修正に関わっていたことがラジオ関西の聴取から確定した。ひょうご防災ネットは防災情報やJアラート(ミサイル発射情報)の情報を配信するサービスで約26万人が利用している。*1 運用開始後に、アプリ内の一部機能を利用した際電池の消耗が激しかったことから兵庫県がアプリの改修を依頼していた。*2 同アプリに関係する企業の報告から、公表時点での個人情報流出や納品されたプログラムに不正なプログラムは確認されていない

    自治体アプリ改修に関わっていた北朝鮮籍IT技術者への不正送金事案についてまとめてみた - piyolog
  • 東映アニメーションへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

    2022年4月28日、東映アニメーションは3月7日に公表していた不正アクセスによるシステム障害について調査結果を公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 不正アクセスの影響を受け作品制作が遅延 東映アニメーションは不正アクセスを受けたことに起因して、通常業務だけでなく同社が関係する作品制作の一部に遅れが生じた。具体的に影響が公表された作品は以下の5点。また関連商品の販売時期やキャンペーンが作品放送とタイミングが合わず、延期をしたり、放送前に登場キャラクターの商品が販売されてしまったり、告知が行われてしまうことがあった。 作品名 遅延が生じた期間等 ドラゴンクエスト ダイの大冒険 3月19日~4月9日までは再放送4回を実施。4月16日より再開(第73話)。*1 *2 デリシャスパーティ♡プリキュア 3月13日~4月10日までは過去のプリキュア映画作品の分割放送(3回)と再放送2回を実

    東映アニメーションへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog
  • Spring Frameworkの脆弱性 CVE-2022-22965(Spring4shell)についてまとめてみた - piyolog

    2022年3月31日、Spring Frameworkに致命的な脆弱性が確認され、修正版が公開されました。ここでは関連する情報をまとめます。 1.何が起きたの? JDK9以上で実行されるSpringMVC、SpringWebFluxでリモートコード実行が可能な脆弱性(CVE-2022-22965)が確認された。脆弱性の通称にSpring4shellまたはSpringShellが用いられている。 Spring FrameworkはJavaで採用される主流なフレームワークの1つのため、Javaで実行されるWebアプリケーションで利用している可能性がある。 2022年3月31日時点で脆弱性のExploitコードが出回っており、関連するインターネット上の活動が既に報告されている。 2.脆弱性を悪用されると何が起きるの? 脆弱性を悪用された場合、リモートから任意コード実行が行われることで、機密情報の

    Spring Frameworkの脆弱性 CVE-2022-22965(Spring4shell)についてまとめてみた - piyolog
  • メタップスペイメントの情報流出についてまとめてみた - piyolog

    2022年2月28日、メタップスペイメントは決済情報などが格納されたデータベースへ不正アクセスが行われクレジットカードを含む情報流出が判明したと公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 複合的な攻撃を半年間受ける 不正利用懸念ありと連絡を受けたのはメタップスペイメントのイベントペイで2021年12月17日にクレジットカード決済を停止。さらに会費ペイを含む3サイトは2022年1月5日までにクレジットカードの新規決済を停止。その後2022年1月24日にバックドアの存在が確認されたことから、トークン方式のクレジット決済サービスを全て停止した。 攻撃を受けていたのは2021年8月2日から2022年1月25日の約6カ月。2021年12月14日にクレジットカード会社から連絡受領しその後調査するも自社での原因特定ができず外部機関でフォレンジック調査を実施。 不正アクセスはメタップスペイメントの決

    メタップスペイメントの情報流出についてまとめてみた - piyolog
  • 私物ハードディスク売却後に起きた社内情報の流出についてまとめてみた - piyolog

    2022年1月14日、ラックはフリーマーケットで販売されていたハードディスクに過去使われていた社内文書が含まれていたとして関係者へ謝罪しました。ここでは関連する情報をまとめます。 中古ハードディスクに社内情報 メルカリで購入した外付けのハードディスクにラックの社内文書が含まれていたとして、報告者からメールが届いたことが発端。*1 ラックは報告者との接触を希望するも断られたため内容把握の提示を要求。報告者からは一部文書のスクリーンキャプチャされた画像が送られた。提出された画像を元に社内調査が行われ、問題のハードディスクドライブはラックの元社員が私物として自宅PCのバックアップに使っていたものと判明した。 元社員は業務PC入れ替えの際、規則に反しながらDropboxを使って業務PCから自宅PCにデータ転送を行っていたと説明している。なお現在ラックではアクセス制限が行われておりストレージサービス

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  • 氏名と生年月日でパスワードを割り出していたSNSの不正アクセス事案についてまとめてみた - piyolog

    2022年1月6日、愛知県警はプライベートを盗み見する目的で不正アクセスを行っていたなどとして不正アクセス禁止法違反の容疑で男を逮捕しました。ここでは関連する情報をまとめます。 4年前から毎日不正アクセスと供述 愛知県警豊田署、足助署、県警サイバー犯罪対策課は2020年3月22日から2021年2月10日の4回に渡り愛知県内の女性のInstagramに自分のスマートフォンから不正アクセスを行った他、2021年3月から10月までに不正入手した東京都の女性タレントのInstagramのログインID、パスワードを自分のGmailアカウントに保管していたとして、不正アクセス禁止法違反の容疑で男を逮捕。*1 男は2021年10月に別件の不正アクセス事件で摘発を受けており、自宅のスマートフォンを押収し解析した結果今回の件が判明した。容疑を認めており、動機について「1500人ぐらいのSNSの覗きを行った。

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  • Log4jの深刻な脆弱性CVE-2021-44228についてまとめてみた - piyolog

    2021年12月10日、Javaベースのログ出力ライブラリ「Apache Log4j」の2.x系バージョン(以降はLog4j2と記載)で確認された深刻な脆弱性を修正したバージョンが公開されました。セキュリティ関係組織では過去話題になったHeartbleedやShellshockと同レベルの脆弱性とも評価しています。ここでは関連する情報をまとめます。 1.何が起きたの? Javaベースのログ出力ライブラリLog4j2で深刻な脆弱性(CVE-2021-44228)を修正したバージョンが公開された。その後も修正が不完全であったことなどを理由に2件の脆弱性が修正された。 広く利用されているライブラリであるため影響を受ける対象が多く存在するとみられ、攻撃が容易であることから2014年のHeartbleed、Shellshock以来の危険性があるとみる向きもあり、The Apache Software

    Log4jの深刻な脆弱性CVE-2021-44228についてまとめてみた - piyolog
  • MDMで管理された3万台超の端末で意図せず発生した強制ロックについてまとめてみた - piyolog

    2021年10月18日、アイキューブドシステムズは同社が提供するMDMサービス「CLOMO」を利用する一部の端末で、意図せず端末がロック状態となる事象が発生したことを公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 端末が突如使えなくなる 利用者、管理者が意図していないにもかかわらずCLOMOで管理されたモバイル端末が強制ロック状態となる事象が発生した。端末がロック状態となると「CLOMO MDMによりロックされています」と画面に表示され通常の操作ができない。同サービスは法人向けサービスとして提供されており、NTTドコモやKDDIで同サービスを利用する一部のユーザーでも影響が及んだと報じられた。*1 暫定対処として、ロック状態となった場合は、CLOMOの管理コンソールからロック解除のコマンド実行を行うことで解除を行うことが出来ると案内。その後同社からもロック解除のコマンドが実行されている。

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  • マクロ入りExcelで元職場のファイルを削除した事案についてまとめてみた - piyolog

    2021年9月14日、元職場のデータ削除を行ったとして不正アクセス禁止法違反などの容疑で愛知県警により男が逮捕されました。またその後10月4日に同人物とみられる別事案での逮捕も行われています。ここでは関連する情報をまとめます。 事案1.マクロ仕込みデータ削除 (2020年11月~12月) 容疑は不正アクセス禁止法違反など。男は覚えがあるとして容疑を認めているが動機は報じられていない。 自宅PCから名古屋市内製造会社のサーバーへ49回にわたり不正アクセスを行い、社内データの削除を行ったとされる。削除されたデータには決算情報、顧客情報が含まれていた。今回の削除を受け製造会社が調査、復旧に要した費用は200万円。*1 男はサーバー内に保管されていた正規のExcelファイルに自動的にデータの削除が行われるマクロの仕込みを行っていた。5台のPCで改ざんされたファイルが開かれ、従業員が誤ってマクロを有

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    ledlizerd
    ledlizerd 2021/10/09
    退職後のアクセスは言い逃れできないけどやめる少し前にバグに見せかけて(コメントには正しい処理想定が書いてある)みたいな仕込みをすれば…と思ってしまった
  • BCP想定を上回ったニップンへのサイバー攻撃についてまとめてみた - piyolog

    2021年7月9日、ニップンは社内でウイルス感染に起因したシステム障害が発生したと公表。8月16日時点で完全復旧に至っておらず、早期復旧が困難だとして第1四半期の決算報告を延期する対応がとられました。ここでは関連する情報をまとめます。 専門家が「例がない」と評価した攻撃 ニップンビジネスシステムが運用、管理を行っているネットワーク上の一部のサーバー、端末に対して、同時に暗号化(一部のみのケースもあり)が行われるサイバー攻撃が発生。ニップンの従業員の指摘により、複数のシステムで障害が起きていることが確認された。 調査にあたった外部セキュリティ専門家から事象の影響でシステム起動が不可な状態であること、サーバーおよびデータの早期復旧に有効な技術的手段が現状確認されてないことが報告された。 ニップン社内のサーバー上に保管されていた企業情報、個人情報の一部(詳細は8月16日時点で公表されていない)

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  • 個人利用クラウドへのアップロードも行われた再委託先従業員による情報持ち出しについてまとめてみた - piyolog

    2021年8月5日、村田製作所は再委託先企業の従業員が取引先情報や個人情報などを含むデータを無許可でダウンロードした上、外部のクラウドサービスへアップロードを行っていたとして不適切な取り扱いの発生を公表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 外部流出ないが状況鑑み公表 不適切な取り扱いを行ったのは再委託先であるIBM中国法人のIBM Dalian Global Delivery Co., Ltd.(以後IBM DGD社と表記)で現地採用されたエンジニア。村田製作所は業務効率化として進めている会計システムの移行プロジェクトを日IBMへ業務委託をしており、日IBMからIBM DGD社へ再委託が行われていた。 会計システムは従業員の給与支払いや取引先への代金支払いに利用しており、システムへの反映を行うためクラウド上で当該データの保管が行われていた。IBM DGD社の従業員はデータにアク

    個人利用クラウドへのアップロードも行われた再委託先従業員による情報持ち出しについてまとめてみた - piyolog
  • 警視庁職員の不正アクセス事案についてまとめてみた - piyolog

    2021年8月6日、庁内データの不正な閲覧や削除が行われたとして、警視庁が同庁警察行政職員を不正アクセス禁止法などの容疑で書類送検したことが報じられました。送検された職員は同日付で懲戒免職の処分を受けています。ここでは関連する情報をまとめます。 障害対応で入手した特権アカウントを悪用か 書類送検されたのは警視庁情報管理課所属の男。容疑は不正アクセス禁止法違反、不正指令電磁的記録作成・同供用、電子計算機損壊等業務妨害が報じられている。2021年8月6日付で懲戒免職処分となった。 警視庁内のサーバーから人事、捜査関連資料約18万5000ファイルを私物USBメモリにコピーし、自宅に持ち帰っていた他、上司PCで自作のデータ削除プログラムを実行し運転免許管理システムから新型コロナウイルス対策で実施されている運転免許証の有効期限延長に関連するデータ約26万件を削除した疑いがある。*1 犯行で利用され

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  • エストニアで発生した顔写真データの違法ダウンロードについてまとめてみた - piyolog

    2021年7月28日、エストニア国家情報システム庁(RIA)、警察・国境警備局は国が運営するシステムから顔写真データの違法なダウンロードが行われたことを公表しました。警察は既に容疑者を摘発しており既に刑事手続きに入っていることも併せて公表されています。ここでは関連する情報をまとめます。 顔写真流出による発行済みIDへの影響無し 容疑者によってダウンロードされた顔写真は286,438枚で、エストニア全国民の約21%(2021年時点で約133万人)にあたる。但し、今回の顔写真流出を受けてIDカード、モバイルID、スマートIDへの影響はないとされており、発行済みの身分証明書、顔写真は引き続き有効とされた。これは顔写真や個人識別コードだけでeサービスへのアクセスやデジタル署名の付与、銀行口座などの金融取引を実行することはできないためとされる。 影響を受けた約29万人へは国が運営するポータルサイト(

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  • fastlyのCDNで発生したシステム障害についてまとめてみた - piyolog

    2021年6月8日、fastlyのCDNサービスで障害が発生し、国内外複数のWebサイトやサービスに接続できないなどといった事象が発生しました。ここでは関連する情報をまとめます。 原因はソフトウェアの潜在的な不具合 fastlyより6月8日付で今回の障害の顛末が公開されている。 www.fastly.com 障害原因はソフトウェアの潜在的な不具合で特定状況下かつ顧客構成で発生する可能性があった。このソフトウェアは5月12日に展開が開始されていた。 6月8日早くにこの不具合を発生条件を満たす構成変更が顧客によって行われネットワークの85%がエラーを返す事態が発生した。サイバー攻撃の可能性は否定と報じられている。*1 障害は発生から1分後にfastlyに検知され、49分以内にネットワークの95%が復旧した。 今回の障害を受け、短期的には修正プログラムの早期適用、復旧時間の短縮、テスト時に不具合

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  • マッチングアプリ「Omiai」会員情報管理サーバーへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

    2021年5月21日、ネットマーケティングは同社が運営するマッチングアプリ「Omiai」の会員情報の一部が不正アクセスにより、流出した可能性が高いと発表しました。ここでは関連する情報をまとめます。 171万件の年齢確認書類画像が流出 www.net-marketing.co.jp 不正アクセスを受けたのはOmiaiの会員情報を管理するサーバー。意図しない挙動がサーバー上で確認され、その後内部点検から不正アクセスの痕跡を発見。 流出した情報は法令で確認が義務づけられた年齢確認書類の画像データ。通信ログ分析から数回にわたり画像データが外部へ流出したと判明。流出した画像データの約6割は運転免許証で、画像データの暗号化も行っていなかった。*1 当初流出の可能性と公表していたが、8月11日の第三報では流出が確認されたことを公表した。 流出アカウント件数 171万1756件 (会員累計数は20年9月末

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  • 内閣府のFileZenへの不正アクセスについてまとめてみた - piyolog

    2021年4月22日、内閣府は外部とのファイルのやり取りで職員が利用するファイル共有サーバー(FileZen)が外部から不正アクセスを受けたと発表を行いました。ここでは関連する情報をまとめます。 内閣府の外部とのファイル共有に不正アクセス 内閣府職員等が利用する「ファイル共有ストレージ」に対する不正アクセスについて 不正アクセスを受けたのは内閣府、内閣官房、個人情報保護委員会、復興庁の4組織の職員等が利用する内閣府LAN内に設置されたサーバー。 サーバーは外部とのファイル共有用途で設置されたソリトンシステムズの「FileZen」 内閣府はメール送信先誤りや記録媒体紛失の発生時に情報流出を防止する目的で利用していた。 イベント参加者情報流出の可能性 流出の可能性があるのはサーバー上に保管されていた231名分の氏名、所属、連絡先等を含む個人情報。内閣府が関わったイベント申込者等の情報。*1 実

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  • 国内約200組織へ行われたサイバー攻撃と関係者の書類送検についてまとめてみた - piyolog

    2021年4月20日、国内約200の組織をターゲットにしたサイバー攻撃が2016年に行われていたとして、攻撃に関連するサーバーの契約に係った男を警視庁公安部が書類送検したと報じられました。捜査は現在も行われており他関係者の情報も報じられています。ここでは関連する情報をまとめます。 攻撃発信元サーバーに係った男を書類送検 書類送検されたのは中国共産党中国籍の男で、既に中国へ帰国。中国の大手情報通信企業勤務で日滞在中もシステムエンジニアの職に就いていた。*1 容疑は私電磁記録不正作出・同供用。2016年9月から17年4月、5回にわたり虚偽の氏名、住所を使い国内レンタルサーバー業者と契約。サーバー利用に必要なアカウント情報を取得した疑い。 男は中国国内から契約を行い、転売サイトでアカウントを販売。Tickと呼称されるグループがそのアカウントを入手し一連の攻撃に悪用されたとされる。 捜査にあ

    国内約200組織へ行われたサイバー攻撃と関係者の書類送検についてまとめてみた - piyolog
  • 業務委託先元従業員による松井証券の不正送金事案についてまとめてみた - piyolog

    2021年3月24日、松井証券は業務委託先であるSCSKの元従業員が2017年から2年半にわたり不正取得した認証情報を使い同社顧客資産の売却を行い、その売却金や現金を不正に取得を行ったとして元従業員が逮捕されたことを発表しました。またSCSKも元従業員による不正行為が行われていたことを発表しています。ここでは関連する情報をまとめます。 2年半にわたる不正行為 逮捕された男はSCSK元従業員。SCSKは松井証券の取引システムの開発、保守、運用を担当しており、元従業員は入社年からシステムを専任で担当。 警視庁による逮捕容疑は電子計算機使用詐欺、および不正アクセス禁止法違反等で3月24日付。2019年2月20日頃、自身の業務用PCに松井証券顧客の顧客IDなどを保管。10月から11月に顧客口座から自分が管理する顧客名義の銀行口座に約650万円を送金し、ATMで引き出した疑い。*1 元従業員は拾得し

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