スペインの観光名所で、着工から140年近くたった今も建設が続くサグラダ・ファミリア教会について、工事の責任者は、新型コロナウイルスの影響で、目標としてきた2026年の完成は難しくなったという見方を示しました。 16日、工事の責任者が記者会見を開き、今後2週間以内に工事を再開することを明らかにしましたが、「感染拡大の影響でスケジュールを見直さざるをえない」と述べ、2026年の完成は難しくなったという見方を示しました。 理由については、工事の中断に加え、観光客の減少による入場料収入の落ち込みで財政がひっ迫し、工事のペースを遅くせざるをえないためだとしています。 そして新たな完成時期については、「現状では長期的な展望を描くことはできない」と述べ、見通しは立っていないとしました。 スペインでは感染が再び広がる傾向にあり、主要産業の観光が大きな打撃を被っていて、サグラダ・ファミリア教会の建設も影響を