お客様への「おもてなし」を最大のミッションにする小売業。その採用担当者は就活の面接や会社説明会で、「こんな学生は、ちょっとNG!」とおもうケースがしばしばあるという。どんな学生がNGなのか。 ――小売業向きの人というのは、どんな学生か。どういう学生を採りたいか。 「仕事は販売がベース。店長も役員も接客する。お客様へのおもてなしが最重要ミッションです。それに不適応な人はありえない。社交性とかコミュニケーション能力とか一言では収まりきらない」 ――面接で学生をどう見るか? 「印象もありますが、受け答えや考え方の評価をしつつ、販売員としての適性も同時に見る。学生時代に百貨店などで接客業のバイトをしていたとしても、アドバンテージになるとは限りません。個々人のバックグラウンド、価値観がどれだけ面白いか。会社にイノベーションを起こしてくれるかを重要視しています。販売適性だけを見るわけではありません」
例外もあり、鋭い質問をした場合は「自然に顔を覚えてしまう」というケースはある。ある交通会社で「車両のやりくりについて説明した際に、減価償却の面での課題を指摘した学生がいた。あえて言わなかったが、実際は指摘の通りだった」。その就活生はESを出さなかったが、「出してくれていればESは通過させるつもりだった」。 一方で注意したいのは、評論家的な質問だ。「ビジネスモデルが古いなど厳しい論評をした後に、今後はどうするのかと質問する学生がいた。現実を知らない学生に指摘されても…」(百貨店)など、反感を持つケースが多い。 説明会の終わりに採用担当者のところにやってきて質問する学生もいるが、質問内容に注意したい。「銀行と証券の違いって何ですかと、終わってから質問する学生がいた。それは今しがた説明したばかりだった。聞いていないのか、質問して目立ってやろうというのか、いずれも印象が悪い」(証券)。 説明会は大
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く