2020年東京五輪で葛西臨海公園(東京都江戸川区)にカヌー会場をつくる計画について、東京都は30日、「自然が壊される」と反対してきた日本野鳥の会に「希少種の生態に影響はない」とする環境影響評価を示した。同会は「調査は不十分」としている。 1万2千人収容のカヌー会場をつくる予定の都は昨年度、民間企業に簡易調査を委託。「緑の面積が半減する」「樹林の伐採で生物の生息場所が消失する」とする一方、「重要な生物や生態系への影響はない」とする評価が出された。 日本野鳥の会東京の飯田陳也さんは「環境への影響をきちんと評価できるレベルの綿密な調査でない」と指摘。都は今後、詳細な環境影響調査をするとしている。 最新トップニュース