英ロンドンの金融街シティにあるイングランド銀行(中央銀行)の前を歩くビジネスマン(2016年7月14日撮影、資料写真)。(c)AFP/NIKLAS HALLE'N 【9月2日 AFP】英ロンドン(London)の金融業界では、茶色の靴を履いて就職面接に臨むと不採用になってしまうかも——こんな「業界のおきて」が、1日に発表された英政府委託の報告書で明らかになった。 社会的流動性に関するこの報告書によると、英国の金融業界では、上流階級出身者の間で共有されている「不明瞭」な服装規定が求人応募者の見極めに利用されている。たとえば、茶色の靴を公式な場で履くのは非礼とみなされるが、貧しい家庭出身の学生の多くはこの「おきて」を知らない可能性があるという。 「接客を伴う職種では、伝統的な銀行員のイメージや見た目の洗練度が採用基準となることがしばしばある」と報告書は指摘。「年配の銀行員の中には今でも、ビジネ
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