ちゃんと日の目を見られて、楽しんで使ってもらえて、意図した人びとに広く普及するものをデザインし、作り上げること。それが喜びである。 翻訳レビューに協力したので頂いた本を読んだ。本書は、メンロー・イノベーション社の創業者でありCEOのリチャード・シェリダンによって書かれたもので、「良い組織」を作りたいと考えている経営者やマネージャに読んでもらいたい本だ。 「良い組織」とは何か。本書では、「喜びに満ちた」という表現をしている。喜びに満ちた職場を作れば、社員たちは活力に満ち、楽しく働き、生産性だって高くなる。 この表現を読んで、私たちが目指していたのも「喜び」だったと気付かされた。 私たちソニックガーデンがやっているフラットな組織とセルフマネジメント、良いものを作ることにこだわる職人気質、チームで切磋琢磨しつつも助け合い、価値観を受け継ぐ若者たちをじっくり育てる。 そんなカルチャーが目指していた