熊本県のシンボルと言えば世界最大のカルデラを有し、現在でもなお噴煙を上げ続ける阿蘇山ですが、その外輪山の東端に落差100mの「古閑の滝」(コガノタキ)があるのをご存知でしょうか。 「古閑の滝」は毎年1月から2月末に掛けて、外輪山に吹きつける季節風により滝全部が凍結し、まるで流れ落ちているまま瞬時に凍りついたような大迫力の芸術作品をつくり上げるのです。 滝が流れ落ちる最上部は写真のように、まさに水が跳ねて落ちてくる瞬間といった様相。この滝は落差80mの男滝と100mの女滝がありますが、男滝の方は岩盤がオーバーハングしているために滝が岩に密着することが少ないため、凍りつくのを見ることはできません。大迫力なのは女滝の方です。