コンテキストとは直訳すると文脈。本エントリでは開発の前提や事情を示す。結果や状況は必ず、コンテキストと対にして考える。前提や事情を示すことで、結果や状況の共通認識を得やすくすることを目指している。コンテキストの定義手順は、まだ明確化されてはいないが、何らかの結果や状況に影響を与えうる要因を挙げることからはじまる。 エンピリカルソフトウェア工学での推奨の話だが、カンファレンスや勉強会等をはじめ他組織との交流時には習慣になってほしいなぁと思う。過去のエントリ(「なぜウチではうまくいかないか?」を考える開発コンテキストの解説」)にも書いた。 勉強会等で議論していると「分かり合えるはずなのに、何か通じてない」と感じるときにはコンテキストの違いを意識してみると、うまくいくかもしれない。極端な例を挙げると超高信頼性ソフトウェアと市場投入への早さが重要なソフトウェア。前提を明示せず話を進めるとかなり食い