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ブックマーク / agora-web.jp (8)

  • 国債価格と財政破綻の可能性

    『中央公論』2月号を読んでいたら、「時評2012」欄に「日はギリシャと違うのか」と題して大竹文雄さんが、Anton Braun and Tomoyuki Nakajima(中嶋智之氏)の最近の研究を参照する形で、財政破綻の可能性が予想されていても、そのことが国債価格に織り込まれない可能性について指摘していた。 私も、同様の可能性について以前から気にかかっており、こういうことではないかという私なりの考えを、きわめて雑ぱくな形であるが昔書いたことがある(『銀行はなぜ変われないのか』2003年、pp.232-4)。国債価格が情報効率的であるかどうかは、ますます今日的な意味をもった問題になってきていると思われるので、参考までに私のかつての記述を紹介しておきたい。 [デフレは円バブルか]・・・しかしながら、一つ大きな疑問が残らざるを得ない。それは、この財政破綻の可能性を国債相場はどうして織り込もう

    国債価格と財政破綻の可能性
  • 日本のマスコミは、とうとう中国に心を売ったのか?

    連日、ドル安報道が喧(かまびす)しいが、国際的に人民元はバスケット通貨制を採ると公言した通貨であり、それにもかかわらず、未だに、対ドルでの人民元高ばかりを報道する日国籍のマスコミは、中国に心を売ったとしたか思えない。 このところ、円やスイスフランを代表とする世界通貨に対するドル安が際立っているが、そうであれば、バスケット通貨制を採用している人民元が対ドルで高くなるのは当然である。それにもかかわらず、人民元相場に対する日国籍のマスコミの報道が、未だに「人民元が対ドルで最高値を更新した」という、まるで、日国内で中国寄り統制まがいの報道に固執していることに、極めて違和感を覚える。 米債務問題に起因したドル安もあり、7月末には円は対ドルで76円台に高騰した。その余波を被り、円は人民元に対しても12円/元を切ると言う、リーマンショック後の最高値を更新することにとなってしまった。リーマンショック

    日本のマスコミは、とうとう中国に心を売ったのか?
    leona-kono
    leona-kono 2011/08/02
    中国の為替政策は実に巧みであるが、国家の命運をになっているという自負があり、・・・長期的な視野を持って行われている政策であり、日本の地場産業は、この中国の為替政策によって壊滅し、わずかに生き残った
  • 野心をむき出しにする若い起業家を応援しよう - @ogawakazuhiro

    いうまでもないことですが、人生には目標が必要ですね。 僕が好きな映画の一つである『世界最速のインディアン』では、バイク乗りの主人公が目標を持たないなら人間もキャベツと変わらない、と語るシーンが印象的ですが、僕も同じように思っています。 毎日を楽しく、時間を消費していることになんの無駄も感じないでいられる幼少期を経て、子供は徐々に大人への階段を上っていくことを期待されます。例えば、できるだけ良い学校に入って、なるべく大きく安定した企業に就職することを親から求められるようになります。進学と就職。それが通常の青少年にとっての人生の初期目標となるわけです。 もちろん人生は、進学し卒業し就職してからのほうが遥かに長いわけで、それからあとは再び何かの目標を自分なりに持つようになります。しかし、青春期においては進学→就職、というステップを最初の目標に、日々の努力と研鑽を積むわけです。野球選手になるとか、

    野心をむき出しにする若い起業家を応援しよう - @ogawakazuhiro
  • 年金財政の課題-現実を帯び始めた「2031年・積立金の枯渇」

    急速に少子高齢化が進む日。公的年金の財政収支は悪化の一途を辿っている。 その中で、約120兆円の公的年金積立金の取り崩しが徐々に進みつつある。実際、年金積立金管理運用独立行政法人(通称「GPIF」)は2011年度中においても、約6.4兆円の積立金を取り崩す予定である(日経新聞2011年4月24日)。 実はあまり知られていないが、積立金の取り崩しは2009年度から実施されている。というのは、最近は、保険料・公費や運用収益といった収入よりも給付総額が上回る状況に陥っており、09年度は約4兆円、10年度は約6-7兆の積立金を取り崩してきたが、それが次第に定着しつつあるのである。 もし、この取り崩しの流れが格的に定着してしまうと、「2031年に積立金が枯渇」するという厚労省の試算が現実を帯びてくる(図表)。 図表:積立金の経路(イメージ) この試算は厚労省が自らのモデルを利用して試算した公式の

    年金財政の課題-現実を帯び始めた「2031年・積立金の枯渇」
    leona-kono
    leona-kono 2011/04/26
    「平成21年財政検証」(厚労省試算)では、物価上昇率を1%、名目賃金上昇率を2.5%、積立金の名目運用利回りを4.1%という前提を置き/バカすぎる
  • イマドキの起業の経過報告 @sorahikaru

    昨年の2月に「イマドキの起業のしたか」というブログを書いた。思いのほか反響が大きく自分でも驚きだった。 イマドキの起業をした僕自身のジークラウド社も1年経つので経過報告と我々を取り巻く環境について話をしようと思う。 結論から言うと、これほど起業しやすい時代はかつてなかったかもと思う。ジー社は創業当初からローコストオペレーションに徹したのでスタートアップベンチャーとしては珍しく早々に単月度黒字を達成し、通年でも数千万円の開発投資をしたにも関わらず、黒字決算で締めることができた。思った通りクラウドコンピューティングとソーシャルグラフを活用すればそこそこ満足いく起業できることを自分で証明できたと思う。 去年の今頃、起業にあたって3つの力を利用しようと思っていた。 一つ目はクラウドコンピューティング →Google AppsとAmazon Web Service、そしてSalesForceを活用す

    イマドキの起業の経過報告 @sorahikaru
    leona-kono
    leona-kono 2011/01/07
    今は起業のチャンスであり、起業したいならまず何も考えずにGoogle Appsを徹底的に活用することだ。
  • アゴラ : イマドキの起業のしかた - 渡部薫

    僕は自称、ベンチャー起業家。これまでに10社くらいは起業し、直接、間接合わせて40億円ほど資金調達して、自分の手金を投資したことがあっても、借金してまで起業したことはないし、保証人になったこともない。見方にもよるだろうがまだ成功はしていないが(苦笑)、リスクの割には大きな失敗もしていない。 そんな僕がここ1、2年で明らかに起業のスタイルが変わったと感じることがあり、起業を志している人の役に立てばと思いそのノウハウとイマドキの起業法を伝授したい。 まず心構えから。おいおい精神論からかよ、と思うかもしれないが、、、 ■心構え 1. 起業は怖くない リスクは避けるものではなくヘッジするもの。自分の許容できるリスクの範囲をきちんと見定めること。最大のリスクは恐れるという心の弱さのことなのだ。恐れるということを恐れよ! 2. 安定基盤を捨てなくても起業はできる。 サラリーマン諸君に言いたい。辞めると

    アゴラ : イマドキの起業のしかた - 渡部薫
  • 中小企業を追い込んでいるのは「リーマンショック」ではない - 池田信夫

    きのうの「アゴラ起業塾」で木村剛氏は、中小企業への貸し渋りが深刻化している現状を訴えました。次の図は木村氏のスライドから借りたものですが、銀行の中小企業向け融資が減少に転じたのは2年前ですから、これは「リーマンショック」とは無関係です。では原因は何でしょうか? その大きな原因は、2007年10月に成立した貸金業法です。次の図(これも木村氏に借りたもの)のように、2007年を境に貸出件数は激減して今年は2年前の1/3になり、倒産件数は2割増えました。 こうした資金を借りるのは多重債務のギャンブラーではなく、資金繰りに困った中小企業です。消費者金融については、浪費癖をコントロールできない債務者には金を止めるしかないという論理も成り立ちますが、中小企業が浪費のために資金を借りることはありえない。こうした資金のほとんどはつなぎ資金で、手形が落ちる半年先には返済できるものも多い。 特に最近、増えてい

    中小企業を追い込んでいるのは「リーマンショック」ではない - 池田信夫
  • 『なぜ世界は不況に陥ったのか』サマリー

    池尾・池田のエグゼクティブ・サマリーです。 第1講では、サブプライムローン問題から全般的な信用危機へと今回の金融危機が深化し、拡大していったプロセスをたどります。ただし、多くの読者にとって既知となっているような事実関係について詳細に述べることは省略して、何が質的なポイントであるかについてもっぱら論じることにしています。 問題の発端となったサブプライムローン問題については、2つの点を押さえる必要があります。1つは、住宅バブルが発生して崩壊したという点で、この点に関しては、われわれがかつて日で経験したことと共通しています。しかし、もう1つ、そのバブルの生成と崩壊がどのような金融システムの下で起こったのかという点を押さえておかなければなりません。日の場合には、伝統的な銀行中心の間接金融体制の下で問題が起きました。これに対して今回のアメリカの場合には、きわめて高度かつ複雑に発展していた重層

    『なぜ世界は不況に陥ったのか』サマリー
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