【ブラチスラバAFP=時事】中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスに感染した恐れのある韓国人男性(38)が、訪問先のスロバキアで体調を崩して入院した。病院関係者が13日、AFP通信に明らかにした。 この男性は、スロバキア北部ジリナに拠点を置く起亜自動車の下請け企業で働いており、3日にスロバキアへ入国。下痢や発熱などの症状を訴え、ブラチスラバの大学病院に搬送された。 スロバキア保健省の報道担当官によると、男性は警察に付き添われて救急車で運ばれ、他の患者と接触しないよう隔離された。ジリナの保健当局者は、男性が滞在していたホテルでも感染防止措置を講じたと説明している。