「性愛」格差論―萌えとモテの間で (中公新書ラクレ) 作者: 斎藤環,酒井順子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/05/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (117件) を見る 本土にいる人たちは、離れ小島の住人たちを見て、「あの人たちは離島暮らしで、可哀想だ」と哀れんだりするものです。しかし本土と島の関係性というのは、上と下ではないということが、島に住んでいるとよくわかる。もちろん住環境はだいぶ異なるものの、本土に住むと幸せで、離島は不幸というわけでもありません。 酒井〈負け犬の遠吠え〉順子と、斎藤〈社会的ひきこもり〉環の対談集。おもしろかった。 内容は多岐にわたっており、とてもかんたんに説明できるものではないので、自分自身に関係するところに軽く話をしよう。 この本のなかで、斎藤環は、男性オタクは「所有」のエロスをもとめて美少女ゲーム