博士(文学・専修大学)学位請求論文。 やおい小説研究にまがりなりにも入りかけた人間として、やおい小説研究はついに博士号が出るまでになったかという感慨をいだかざるをえない。しかも本書は、これまで多々出版されてきた読者と作者をめぐる社会学的分析、クラスタ的分析ではなく、テキスト分析の方法による論文である。これまでの作者・読者をめぐる社会的コンテクストに準じての議論の多くは、本当にやおい小説=テクストを読んだのか?という疑問を抱かせるものであったし、読んでいたとしても安直な思いつきじゃないか?と疑わせるような結論に失望せざるをえなかった。そして文学的な視角からはほとんど無視されてきたのがやおい小説であり、やおい小説をめぐる研究は、社会学の独壇場であったといえよう。本論文は浅薄な社会批評とは一線を画し、方法としてのテクスト批評にかなり自覚的である。当然、やおいマンガとやおい小説の差異についても考慮
Melody (メロディ) 2006年 12月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2006/10/28メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る対談がものすごいボリュームだったからメロディ買っちゃったよ。清水玲子の「秘密」と山田ユギの「おひっこし?」しか読むものがありません…。よしながふみが鹿児島まで赴いたというのがなんとなくすごいと思った。以下メモ*1 ◎「いつも物産展に「天文館むじゃき」がいらしているんだけど、デパートのキンキンに冷えたところで食べる気にもね…と思って(よ) ◎作れるものはパウンドケーキとか焼きっぱなしタイプのものだけ(よ) ◎昔の生クリームってあわ立てすぎ(か) ◎バブルの頃から日本人の口が肥え始めて、やがて奢り始めて「何か食べ物がおいしくなったなあ」って(か) ◎「東京なんですよ両親とも(よ)」「だから高校生とか描くとすご
★無料★簡単★確実★ すでに情報商材文化圏で儲けている方は絶対お断り! 情報商材作成に手を染めなかった「落ちこぼれ」だからできた ゼロからの情報商材文化解読マニュアル! 「またいい加減なウェブ文化圏についての戯れ言か……」 と思ったあなた。どうかページを閉じることなく、最後までおつきあいください。 このページを今すぐ読まないと情報商材の世界を理解できません! あるいは、今すぐにはてなブックマークなどに登録すべきです。 なぜなら…… このような視点で書かれたものはウェブ上にほとんどないからです。 情報商材の世界を客観的に見ているような人は、たいてい、情報商材の世界に足を踏み入れることがありません。 情報商材をよく知っている人は、たいてい、情報商材の売り買いや執筆、情報起業の実践にしか興味がありません。 しかし、情報商材を買ったこともあり、またその執筆をやってみないかと誘われながらも、距離を置
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
「女は男の症候である」というのは、後期ラカンの最も悪名高い「反フェミニズム的」テーゼのひとつだろう。しかし、われわれがこのテーゼをいかに読むべきかについては根本的な両義性がある。この両義性はラカン理論内部における症候の概念の変化を反映している。もし症候を、ラカンが一九五〇年代に定義したようなもの──暗号化されたメッセージ──として捉えるならば、もちろん女=症候は記号として、男の敗北の具体化としてあらわれ、男が「自分の欲望に負けた」という事実を証明する。フロイトにいわせれば症候は妥協の産物である。主体は症候において、自分の欲望についての真理(彼が直視できなかった真理、彼が裏切った心理)を、暗号化された判読不能なメッセージとして受け取る。 スラヴォイ・ジジェク『汝の症候を楽しめ』(鈴木晶訳、筑摩書房) 「同性愛関係はない」異性愛物語=「やおい」が、とくに同性愛者を不快にさせるのは、<言語>を通
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