評価:★★★★★星5つ マスターピース! (僕的主観:★★★★★星5つ) 素晴らしかった。ぐっと来て、涙が止まらなかった。1巻は、新しいステージに入ってからの序章で、まだまだ「溜め」という感じだったが、2巻でそれが大爆発。胸が高鳴り、物語の世界に、鷲掴みにされて引きずり込まれるような、そんな凄いシーンが、思いつくだけでも1巻で4回もあって、時間が止まったみたいに、世界に引き込まれた。ああ、いい漫画に出会うと素晴らしいよ。 ■「理解できない天才」を、理解できるように描く この物語は、破格だ。 曽田正人さんは、自分のテーマをよく理解していると思う。マクロ的に距離を置いて理解分析できていないと、こうまでうまく物語を進められないだろう。また、アイルトン・セナのような人が共感できないようなレベルの天才をはっきりイメージして物語の動機を設計している(インタヴューでたびたび言っている)。「理解できない天