同時通訳者として、ビジネスの最前線で活躍する関谷英里子氏。これまでに通訳したのは、Facebook のマーク・ザッカーバーグCEO、テスラのイーロン・マスクCEOなど錚々たる顔ぶれだ。 関谷氏は、6歳から9歳の間、イギリスに住んでいたことと、高校時代の1年間の留学を除き、基本的に日本で英語力を身につけた。 「大学時代に英検1級を取り、『私は結構英語ができる方だ』と思っていたんです」 関谷英里子氏図らずも苦戦を強いられたのは、社会人になってから。新卒で伊藤忠商事に入社し、海外とのやりとりが多い部署に配属された。 「思うように自分のパッションを伝えられていないと痛感しました。相手の反応を見れば、興味があって聞いてくれているかどうかがわかります」 そこで関谷氏がとった練習法は、ネイティブスピーカーの話し方をよく観察し、良いと思った表現を自分でも使ってみるというものだった。 自身の経験から、英語力