携帯電話番号の割り当て問題について有識者らで話し合う「電話番号の枯渇に関する検討委員会」は31日、「0X0」で始まる電話番号の「X」部分に絵文字を導入する検討に入った。2千種以上ある絵文字を加えることで、将来的な番号枯渇に対応できるようになるという。 総務省では毎年1千万~1500万件の番号を割り当てているが、携帯契約件数の急増に伴って番号枯渇が課題になっていた。現在「090」「080」「070」に続き、「060」の導入を進めているが、数字の組み合わせだけでは増加ペースに追いつかないのが現状だ。 委員会では当初、アルファベット案も検討されたが、「26文字の拡張では焼け石に水」「0(ゼロ)とO(オー)、2とZが区別しにくい」など否定的な意見が相次いだ。また現在の11桁から、10倍の110桁まで増やす案も出たが「通販会社の語呂合わせ担当者がかわいそう」として同じく検討対象から外された。 300