こんにちは、磯崎哲也です。日本のベンチャービジネスを取り巻く環境は、統計だけを見ると、どんどん悪化しているように見えます。 例えば、財団法人 ベンチャーエンタープライズセンターという団体が毎年まとめている「ベンチャービジネスの回顧と展望」の2010年の要約版(pdf)によると、日本のベンチャーキャピタルが投資する金額や社数は、毎年どんどん減っています。 2010年3月期には、ついに投資する企業は1000社を切り、投資金額も1000億円を切ってしまいました。2011年3月期は、もっと落ち込んでいるかも知れません。 「世界に冠たるベンチャー企業を作ってやるぞ!」という闘志に燃えている人は、この数字を見て、「えっ、もしかして今って、ベンチャーを起業するには向いてない時期なの?」と思われるかも知れません。 しかし、ちょっと待ってください。 みなさんがベンチャー企業を作るとして、その事業のために、