2017年3月7日のブックマーク (1件)

  • 知的制海権

    思考経済と知的シーレーン  19970405 長沼伸一郎 まず「思考経済」の概念の定義とは何かと言えば、それは「最小の情報量で最大の現象理解を行う」ことである。これは一見するといかにもドライで現代的な概念であるが、実は意外にもその歴史は古い。実際それは西欧科学史において、何らかの大きな学問的飛躍が行われるとき、しばしばそれに先立って何度も登場してきた。 その最初の登場は、恐らく「オッカムの剃刀」で知られる中世14世紀のスコラ哲学者ウイリアム・オブ・オッカムによってこれが示された時であり、これは続いて起こる科学の爆発的飛躍に大きな影響を与えた。次の登場はさしずめ19世紀末のエルンスト・マッハの時であり、恐らくそれはアインシュタインにある程度の影響を与えている。そして今回があるいはその三度目の登場になるのかもしれない。 さてそもそも「理論の発見」なるものにしたところで、実は良く考えてみるとそれ

    levelfour
    levelfour 2017/03/07