Forsale Lander
映画「ワールド・トレード・センター」の宣伝を見て思うのだけれども「セプテンバー・イレブン」を語るのになぜアメリカ人はいつも「消防士」の物語を持ってくるんだろうか。 「命の危険も顧みずに現場に飛び込み、救助活動を行った」というように、少なくともアメリカでは、消防士は「勇気」の象徴であり、命を恐れない英雄として表象するようだ。でも、あの事件を「消化」するのに勇気とか、英雄とかを持ってこざるをえないアメリカ人はやはり屈折しているのかもしれない。ほとんどの消防士は、英雄云々なんて考えていなかったと思うからだ。 あの時ビルがあんな風に粉々に崩れるなんて誰も思ってなかった。消防士にもビル全体が崩落寸前であることなんて伝わっていなかったし、退去命令も伝わらなかった。彼らがおそれを知らずに勇敢に振舞った理由は簡単だ。彼らは単に「知らなかった」のだ。彼らはアメリカを救った英雄というよりは、その他の死亡者と
今回は、現在全米で話題となっているケビン・ティルマン氏のコラムを以下に全文翻訳して掲載。 ケビン・ティルマン氏の兄、パット・ティルマンはNFLのスター選手で、911テロ事件後に愛国心に駆られ、プロ選手としての高額年収を蹴って、弟ケビンと共に陸軍に入隊。米陸軍レンジャー部隊兵士としてイラクに派遣された後、2004年4月22日にアフガニスタンで戦死した。ケビン・ティルマン氏は2005年に除隊している。 パット・ティルマンの戦死について、当初陸軍側は「敵との交戦で殺害された」と遺族に説明していた。しかし2年経過した現在では、友軍の誤射で死亡した事実が明らかになっている。その後、戦死した兵士の遺族達の追求により、米軍が友軍の誤射による死亡例を隠してきた事実が少なくとも7件確認されており、米軍の公式戦死報告への信頼性はさらに低下しつつある。 11月6日はパットの誕生日で、その次の日は投票日だ。陸軍入
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