この表からわかるように、法律上、大麻を所持するという行為は、贈収賄行為・横領行為と同等の違法性評価をされており、他に列挙した犯罪より違法性が強いとされている。栽培ともなれば、現行法上は、横領よりも、贈収賄よりも「悪い」行為とされているのである(さらに、あらゆる重大な犯罪と同様に、大麻取締法違反には、条文にはあらわれない「刑」として、社会的地位・名誉の剥奪が伴うことも、指摘しておく)。 筆者は、大麻の所持や栽培に対する、こうした違法評価が、国民の正義感覚に、合致していない、誤ったものであると考えている。実務でも、5年(7年)以下という高い法定刑に対し、実際には1~2年の懲役、執行猶予付の判決がなされることが一般的になっている。このことは、国民意識や客観的事実と大麻取締法との乖離が、保守的な日本の裁判所も見過ごせない程に進行していることを示している。 3.大麻使用の実質的違法性 上述のように、
トヨタが73%減益に 減産、期間従業員を半減(共同通信) トヨタ自動車は6日、09年3月期連結決算の業績予想を大幅に下方修正した。売上高が前期比12・5%減の23兆円、本業のもうけを示す営業利益は73・6%減の6000億円となる見通し。予想よりも売上高で2兆円、営業利益で1兆円減額。営業利益は米国会計基準にした98年3月期以来最低。国内の減産に伴い非正社員の削減を進める。約6000人の期間従業員を来春までに半減させる可能性がある。 ポジティヴな話題よりもネガティヴな話題の方が需要があるのですよね。「殺人事件が戦後最低を更新した~」よりも、「治安の悪化が懸念され~」の方が報道機関からも読者(視聴者)からも歓迎されますし、「日本人のモラルが低下している~」などの認識が根拠のないまま幅広く浸透するくらいですから。なるべく悲観的に、危機を煽るように語るのが日本流なのでしょう。 さて、トヨタの営業利
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