敬愛するブログ仲間のhappy-ok3さんの雁の飛行についての記事を読んで、宮沢賢治の『雁の童子』を 思い出しました。 この物語は、1907年にスタインが発掘したミーラン遺跡(中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン沙漠の東南端にある)で発見された壁画 をモチーフに賢治が作ったとされています。 スタインが採取した有翼天子像(インド国立博物館蔵) (スタインはその壁画を「翼のある天使」と呼んでいます。そのため、この壁画は、”有翼天使像”とも呼ばれます。) 『雁の童子』 話の内容は 西域のオアシスの泉のそばの沙中から翼のある童子の描かれた壁画が掘り出されたことから、その童子の前世の由来を、巡礼の老人が語って聞かせるものです。 天の眷属(神の使者)であった一家が、罪を犯したそのために地上に雁の形で落とされる。 その報いは人間の鉄砲で撃たれることで果たされるが、死ぬ間際に天の眷属の姿に戻り残された孫を
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