国土交通省天竜川上流河川事務所の「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」選定委員会が、2014年3月3日、伊那谷の災害教訓を伝承していくための資料の収集整理し、電子情報として公開する「語り継ぐ“濁流の子”プロジェクト」の行動計画を発表しています。 この計画は、1961年に伊那谷を襲った三六災害(土砂災害・河川氾濫)について、その災害に備えるための知恵や教訓が散逸・風化の恐れがあることから実施されるもので、天竜川上流河川事務所、天竜川総合学習館かわらんべ、信州大学附属図書館の3つの施設が主体となって推進するとのことです。 なお、“濁流の子”とは、三六災害に被災した小中学生の当時の思いを綴った作文集とのことです。 人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト http://www.cbr.mlit.go.jp/tenjyo/think/heritage/ ※発表資料掲載ページ 語り継ぐ”濁流の子”プロジェ
災害への恐れ、死者への弔い、被災体験を残そうという意識。 古来から人々は記録や記念碑を残すほかに、災害の記憶を口承として伝えてきた。「妖怪伝承」もその1つ。水害が起こる地域に伝わる河童、津波の前兆として現われる白鬚爺。それらはなぜ生まれたのか? そして、各地に残るフォークロアを研究対象とする「民俗学」が私たちに問いかける、これからの災害伝承のあり方とは―― 後藤「特に震災以降ですけど、畑中さんが専門にされている民俗学や民間伝承というものにすごく興味があるんです。この先、僕たちが震災を語り継いでいく上でヒントになるものが必ずあるはずだという直感があって、是非、お話をうかがえたらと思いました」 畑中「そうですか。今日はよろしくお願いします」 ──そもそも畑中さんが民俗学に興味を持たれたきっかけは何だったんですか? 畑中「そうですね、僕は大阪の生まれなんですけど、大阪や京都あたりは小学校の5〜6
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