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2012年5月5日のブックマーク (2件)

  • (3)「自習室」から探究の場に : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    「この図書館には、世界とつながる『どこでもドア』があると思って下さい。文献、情報は草の根分けても探します。文献になっていないものはあなた自身が研究して」 島根県立松江南高校の学校図書館。4月、1年生向けのオリエンテーションで、学校司書の漆谷成子(うるしだにしげこ)さん(52)が語りかける。がきっかけで宇宙研究者を目指した卒業生の研究論文が、一流科学誌「ネイチャー」に載ったという記事を紹介し、視野を広げる姿勢の大切さを訴えた。 同高は県内屈指の進学校。講義型の授業が多いが、自分自身で調べ、結果や意見をまとめて発表する「探究型」の授業も増えつつある。例えば2年では「人権」をテーマに、グループで調べ学習をさせ、結果をまとめたポスターの前で全員に口頭発表させる。学校司書は、情報の探し方や話の聞き方、発想法など、「学び方」の指導にもあたる。 5年前に漆谷さんが着任した時、図書館は「受験勉強の自習室

  • (2)情報活用力 チームで育む : 教育ルネサンス : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    図書館の授業は、司書教諭の樋野教諭(中央)、学校司書の門脇さん(右)、学級担任(左)の3人体制できめ細かく指導する(4月17日、松江市立揖屋小学校で) 図書館教育の中心に据え、5年間で先進校に躍り出た松江市立揖屋(いや)小学校。4月、6年生最初の図書館での授業は、前年の振り返りと今後の目標設定から始まった。 「君たちが5年生までにつけた力は色々あるね。読む、書く、話す、聞く、考える、判断する、思いやる。6年生では、1時間で調べてまとめるスピードが求められます」 全学年を担当する専任の司書教諭、樋野(ひの)義之教諭(43)はさっそく、ラベル番号から図書館を3冊ずつ探す課題を出した。10分で探し、奥付を見て必要事項を書き写す。一人一人に違う課題を用意したのは、情報活用力を成長に合わせて育てるためだ。 その根底には、旧東出雲町(現松江市)で小中学校全校が連携して作った「学び方の指導体系表」