まずはカレントアウェアネスの話から NDLこと国立国会図書館の刊行物に『カレントアウェアネス』というものがあります.図書館や図書館情報学などに関する記事を掲載する季刊誌で,1979年に創刊,少し前に30周年を迎えました.カレントアウェアネスの各記事には「CA****」という通番が振られており,それによると,これまでに1767本の記事が掲載されたことが分かります. このカレントアウェアネス,現在はNDL関西館の図書館協力課にある調査情報係が編集・発行をおこなっていますが,1979年の創刊当初は総務部企画教養課(内の図書館情報室)→1984年からは参考書誌部一般参考課(内の図書館学資料室)→1986年からは図書館協力部図書館研究所と,その担当部署は移り変わってきています. 刊行頻度も当初月刊だったものが,2002年に関西館に移ってからは季刊になっています. また,当初カレントアウェアネスはND