「漢検 漢字博物館・図書館」(京都市東山区祇園町南側、TEL 075-757-8686)で現在、「みんなの創作『感』字展」が行われている。 嘘字クイズ「金偏に母」で何と読む? 展示では、「鬼」「留」「守」の3つの文字を一つの漢字として組み合わせて「せんたく」と読ませるといった漢字遊び「嘘字(うそじ)」を紹介する。1806(文化3)年出版の「小野愚嘘字尽(おののばかむらうそじづくし)」に掲載されている嘘字からクイズを出題している。「ばかむら」は著者の式亭三馬の造語で「竹冠に愚」。嘘は「言偏に虚」の字を使う。寺子屋で使われた「小野篁歌字尽(おののたかむらうたじづくし)」のパロディー。 「鈍字(どんじ)」は、「明」から「日」を取ると、「日がない(太陽が出ていない)」から「月」を「くらい」と読ませるといった漢字を使った「謎かけ」文字。来館者は、天保年間に刊行された瓦版「浪花みやげ」に掲載の鈍字から