参院選の候補者を公募する自民党滋賀県連のチラシ=県連提供 衆院選で惨敗し、国会議員が1人もいなくなった滋賀県の自民党が、民主党との議席の差をサッカーのスコアにみたてたチラシを作った。「0―6」。絶望的点差でも「政治の世界に試合終了はない。1点を返すのはあなたかも」と訴え、14日から参院選候補者の全国公募を始めた。 自民は昨夏、県内の衆院4選挙区で民主に全敗。04、07両年の参院選でも連敗した。電光掲示板には前半「シュウギイン0―4」、後半「サンギイン0―2」と表示しているが、残り時間を示す時計は「∞(無限大)」とした。 党滋賀県連は公募を「巻き返しの第一歩」と位置づけ、最終選考では約1万人の全党員による予備選を実施する。チラシは1万枚を街頭で配る計画で「1点ぐらいは自民党へ、と有権者が思ってくれたら」という願いもこもる。(高久潤)