自民党は31日、衆院選の小選挙区で候補者が未定の5選挙区のうち、4選挙区の対応を決めた。青森1区と宮崎1区は公認候補の擁立を見送る。栃木3区は離党した渡辺喜美元行革担当相の対抗馬として、森山真弓元官房長官を公認候補として擁立。武田良太、山本幸三両前衆院議員で調整していた福岡11区は、武田氏を小選挙区候補とし、山本氏は比例代表の単独候補にすることを決めた。 麻生太郎首相、細田博之幹事長らが31日、決定した。青森1区では党青森県連が津島雄二党税調会長の長男・淳氏を公認申請していたが、世襲制限を提唱してきた菅義偉選対副委員長が「世襲は認められない」と反発していた。 宮崎1区は党宮崎県連が上杉光弘元参院議員を公認申請。これに対し、いったん政界引退を表明した中山成彬前国土交通相が出馬の意欲を示したことから、選挙区調整が難航していた。宮崎県連内では上杉、中山両陣営の綱引きも活発化しており、自民党は最終