真空紫外線とは何か?紫外線の種類 紫外線(UV)は波長が10~400 nm、即ち可視光線より短く軟X線より長い不可視光線の電磁波である。光のスペクトルで紫よりも外側になるのでこの名がある。英語のultraviolet(UV)も「紫を超えた」という語から来ている。 紫外線は、波長によって、近紫外線 (波長 380–200 nm)UV-A、UV-B (波長 280–315 nm)、UV-C (波長 200–280 nm)、真空紫外線 (VUV, Vacuum UV) (波長 10–200 nm)、極端紫外線 (波長 10 nm 以下)に分けられる。通常はUV-A、UV-Bしか地上に到達しない。 このうち、真空紫外線 (VUV)は、酸素分子や窒素分子によって吸収されるため、通常は地表には到達しない。真空中でないと進行しないため「真空紫外線」 (vacuum ultraviolet)と呼ばれる。1