高齢者に肺炎が多い理由 このごろ様々な病気が怖くなってきた。職場で同僚が肺炎にかかった。高齢になると肺炎になりやすいと聞く、その理由は何だろうか? 肺炎は、平成27年の死亡原因の3位。人数にすると、およそ12万人。その中でおよそ95%が65歳以上の高齢者であるといわれている。その理由はいくつか考えられるが、もっとも分かりやすい理由は、免疫力の低下や、もともと持っている慢性的な疾患の影響である。 もともとの慢性的な疾患があると、免疫力は常に低下気味となる。慢性的な疾患があると、それに対抗すべく、体はより多くのエネルギーなどを必要とする。さらに高齢になると食事などからエネルギーを上手く取り込むことが難しくなり、免疫力にまでエネルギーが行きわたりにくくなる。 この状態で肺炎を発症させるような細菌やウイルスに感染すると、免疫力が十分に働くことができない。高齢者が肺炎になっても、あまり高い熱を出さな