沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長は8日午後、菅義偉官房長官と首相官邸で会い、返還予定の米軍基地の跡地にディズニーリゾートの誘致を目指す方針を伝え、協力を要請した。 菅長官は「非常に夢のある話だ。政府として全力で誘致実現に取り組むことを誓いたい」と応じ、バックアップを約束した。 関係者によると、キャンプ瑞慶覧(同市など)の「インダストリアル・コリドー」返還後の跡地に、リゾートホテルなどを誘致する計画が浮上しているという。 これに関し、菅長官は8日午後の記者会見で、「宜野湾市と(事業者と)の橋渡しなどで全面的に協力したい」と強調。政府関係者によると、菅長官は既に、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドに対し、同市の要望を伝達したという。
ワタミグループの居酒屋「和民」に勤めていた娘を過労自殺で失った遺族が、ワタミや当時代表取締役だった渡辺美樹参院議員(自民党)らに損害賠償を求めた裁判が8日、東京地裁で和解した。ワタミや渡辺氏らは法的責任を認め、連帯して1億3千万円超を支払う。 遺族は、渡辺氏の経営理念が過酷な長時間労働を強いるワタミの体制をつくったとして、会社だけでなく渡辺氏個人にも責任があると主張。渡辺氏は当初「道義的責任はあるが、法的責任はない」と争う姿勢を示していたが、最終的に責任を認めた。 この日、遺族らが会見して明らかにした。この事件もきっかけとなり、ワタミは「ブラック企業」として強い批判を浴びた。渡辺氏は朝日新聞の取材に「ブラック企業ではない」と反論していた。(編集委員・沢路毅彦)
沖縄を愛してやまない名優が逝った。全国から沖縄の温かい人間性を象徴する「おばあ」として親しまれた女優の平良とみ(本名トミ子)さんが87歳で亡くなった。 沖縄芝居を軸に、テレビ、映画で幅広く活躍し、しまくとぅば継承にも尽くした功績は大きい。「沖縄の宝」と言っていい存在だった。謹んで冥福を祈りたい。 とみさんが残した財産は芸能界だけにとどまらない。その魂を継ぎ、沖縄の未来に向けて生かすことに努めたい。 1928年、那覇市生まれ。石垣島にいた13歳の時に人気劇団翁長小次郎一座に入団した。標準語が励行され、学校で「方言札」が幅を利かせた時代に幼少期を過ごした。標準語は上手だったが、一つだけ直せなかった言葉が「あやー(お母さん)」だった。 母親から首里士族の品格を受け継いだ少女は、真喜志康忠氏らの指導の下で厳しい稽古に打ち込み、母親やおばあを演じる老け役を得意とする名優に成長した。役づくりの努力を欠
新チーム「沖縄SV」の設立会見でエンブレムを指さし、笑顔を見せる高原直泰=7日、那覇市の沖縄総合事務局 サッカー元日本代表FWの高原直泰が7日、那覇市の沖縄総合事務局で自身が代表を務め、県内に設立するサッカーチーム「沖縄SV」について記者会見した。来春に開幕する県リーグ3部に参入し、Jリーグ入りを目指す。 高原は県内に移住する予定で「今住んでいる家、車は全部売る。ここに骨を埋めるつもりで(チーム設立という)プロジェクトに自分の全てを懸ける。全力でやるしかない。皆さんにしっかり応援、サポートしてもらえるようにやっていく」と決意を述べた。 高原はチームの代表、オーナー、監督、選手を務める。正式名称はドイツ語で「沖縄スポーツクラブ」を表す「オキナワ・シュポルト・フェァイン」で略称は「OSV」(オーエスファウ)。拠点はうるま市、金武町、宜野座村に置き、沖縄全域をホームタウンとして活動する。選手は2
翁長雄志知事は7日の県議会11月定例会一般質問で、東村高江のヘリパッド建設について、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが同着地帯を使用することを挙げ「今の状況では分かりましたとは言えない」と述べ、容認しない考えを示した。高江ヘリパッドは北部訓練場の過半を返還する条件として建設され、オスプレイなどが使用する計画となっている。翁長県政はこれまで、ヘリパッド建設自体は「地域の自然環境、住民生活への影響をめぐりさまざまな意見がある」と評するにとどめる一方、「オスプレイは配備撤回を求めていく」としていた。翁長知事は7日の答弁で、オスプレイ配備を前提とする限り、建設も容認しないとの内容に踏み込んだ形。具志孝助氏(自民)への答弁。 ヘリパッド建設について翁長知事は「私たちがあれだけオスプレイ配備撤回を申し込んでもこういう形で来るわけだから、信頼関係も総合的に勘案する必要がある」と述べた。その上
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