島尻安伊子沖縄担当相が代表を務める自民党支部が、選挙区内への寄附や有料広告を出していた疑いが持たれている問題をめぐり、沖縄県選挙管理委員会への情報公開請求で入手した領収書から、いずれの支出も公職選挙法の規定に抵触する可能性が高いことが分かった。 寄附や広告代などの実態については先月10日、島尻氏の秘書の指示に従って文書による質問取材を行っているが、島尻氏側からの回答や連絡は一切なく、事実上の取材拒否が続いている。 (右は島尻氏の公式ブログの画面) 選挙区内で祝儀、広告代 島尻氏が支部長を務めているのは「自由民主党沖縄県参議院第二選挙区支部」。同支部が県選管に提出した政治資金収支報告書によれば、平成24年7月27日、名護市内に本社を置く建設土木業者「東開発」に、「祝儀代」として30,000円を支出していたことが分かっている(以下、報告書にある赤いアンダーラインと矢印はHUNTER編集部)。