ミレニアム開発目標は2015年までに一日1ドル未満の所得の人の半減を目標としていますが、こうした開発目標の達成のためには、貧困の問題、中でも開発途上国に世界の8割がいると言われる障害者の問題を避けて通ることはできません。またWHOによれば全人口の約10%は障害者であると言われています。このことを世界銀行第9代総裁James D.Wolfensohn 氏は、「周縁においやられている人たち人たちを開発途上国のメインストリームに連れ出すことは、貧困削減にとって極めて重大で、差別と排除の中にある人々の希望、また人間の反映する機会を拡大することになる。」 のように表現しています。国際的にも世界銀行、USAID(アメリカ)、DFID(イギリス)、JICA(日本)で、開発途上国の障害者の問題は各機関の中で正式に扱う課題となってきています。さらに2006年8月25日には、国連では、メキシコからの提案を受け